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シュフェルティ・ドワーフザリガニ
アメリカ原産の小型ザリガニ。
多くの川に分布しているが、特に植物に覆われた浅瀬に生息している。
透明感のある体色で、縦じま模様になるタイプと、色が混在するタイプがいる。基本的な色は茶褐色だが、突然変異でブルーの個体が生まれやすく、ショップで多く目にするのはブルーのタイプ。
幼魚のうちは透明だが、成熟すると色が濃くなる。
オスのほうが小型で、メスのほうが大型で色が濃くなる。
幅広い水質に対応することができる強健種で、一般的な水槽なら問題なく飼育できる。
スカベンジャーとして導入するもよし、メインにするもよし、小型なので多くの水槽に導入しやすい。
特に何もせずにエサさえ適度に与えていれば繁殖も可能。
ただし、放流などをすると日本の環境に適応してしまうので絶対に避けること。
残念なことに多くのアメリカ産ザリガニが人間の勝手な都合で放流され、外来種として忌み嫌われている。
そのため、飼育目的でのザリガニの輸入は禁止されている。ショップで流通するものはブリードもの。
Photo
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写真提供:吉田観賞魚販売 青っぽかったり茶マダラだったりマットな茶だったり。
体色がいろいろです。[編集]
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写真提供:吉田観賞魚販売 ケンカしているのかと思ったら、仲良くしてた[編集]
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写真提供:[編集]
データ
学名 | Cambarellus shufeldtii (Faxon, 1884) | |
英名 | Cajun dwarf crayfish | |
分類 | エビ(Decapoda)目、アメリカザリガニ(Cambaridae)科、カンバレルス(Cambarellus)属 | |
通称 | ケイジャンドワーフザリガニ | |
分布 | アメリカのアラバマ州、アーカンソー州、イリノイ州、ケンタッキー州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、ミズーリ州、テネシー州、テキサス州など | |
最大体長 | 4cm | |
寿命 | - | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。雑食性で何でも食べる。熱帯魚用に沈下性のエサを与えている場合はスカベンジャーとして有用。たまにイカの骨などを与えると良い。 | |
適性な水質 | 温度 | 16~28℃ |
PH | 6.0~8.0 | |
硬度 | 軟水〜硬水:6~12°d | |
飼育難易度 | やさしい。水質への適応範囲も広く飼育は容易。 | |
繁殖難易度 | やさしい。特別なことはしなくてもオスとメスがいれば自然と抱卵、繁殖する。親の排泄物などを食べるため、稚エビを捕食する魚などが居なければ自然と大きくなる。 | |
オスメスの見分け方 | オス | 若干小さい。色が透明。 |
メス | 若干大きい。色が濃い。 | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい 雑食性だが生きている魚を襲うことはない。魚を食べるにしても死んでいるもののみ。低層を泳ぐ動きの遅い小型の魚や、小型なエビなどは避けたほうが無難。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | - | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 22匹 |
特徴・飼育上の注意
水質への適応範囲が広く、低温から高温まで強いため、飼育は容易。
導入時の水合わせを慎重に行う。夏場でも30℃以上にはならないように調整する。
多くの薬には敏感で、熱帯魚の適量でも死んでしまう。特に飼育している部屋で殺虫剤などの使用は厳禁。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています