照明機器
水槽を照らす照明機器。
その用途は多岐にわたり、生体を見やすくするためのもの、水草の成長を助けるためのもの、色揚げ効果のあるもの、水系の再現に特定の色が加えられたものもある。
蛍光灯、メタハラがメインだが、近年はLED?の技術進歩に合わせて新製品が多く発売されている。
インバーター?の有無や反射板の形状、リフトアップ?の形状と、細かな仕様の違いで光量に大きな違いが出る。
蛍光灯
光量に対する価格が安いのがメリット。安価で一般的なため交換級の入手が容易な20型?などの直管形蛍光管。コンパクトで光量をかせげるPL管。電球の形をした電球型蛍光灯とバリエーションが多い。
消費電力が同じならインバータ?形式のほうが2割ほど光量が多い。また「電球の消費電力=光量」ではない。消費電力はアクアリウムに関する場合は表示義務は無いが、電球の消費電力だけを表示しているものは目安にもならない。
正確に光量を測定するには最低でもインバータを含めた全体の消費電力が必要だが、最もよく分かるのは全光束の表示だ。
専用のソケットでないと使用できないタイプもあるので注意が必要。
蛍光灯交換球?
メタハラ
正式名称、メタルハライドランプ。点光源で高光量。さらに発光効率も高いなどのメリットがある。現状は最も手軽に高光量を得られる灯具と言える。
しかし一般的でないため、価格が高い。また安定器を含め消費電力が高いため、灯具が高温になり水温が上がることがある。そのため灯具自体に冷却ファンを取り付けたタイプ、ヒートシンクなどを取り付けたタイプなどがある。そのため他の照明機器に比べ大掛かりになる。
メタハラ交換球?
LED?
発光効率はメタハラを越え、技術革新の著しい分野。小型で長寿命のためエコロジーかつ、様々な色を組み合わせた制御も容易など、長い目で見ればすべての照明がLEDになるのは必然と言えるだろう。
しかし現状では高効率・高光量のものは高価で、海水水槽や光量を必要とする水草水槽に対応できるものは出てきていない。各社様々なタイプを販売しているが、光量のいらないベアタンクなどを除けば、現状ではサブとしての用途で使われるに限られる。