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エンドラーズ・グッピー
グリーン、レッド、ブラックと三色の入り混じったグッピーにはない面白い体色が特徴。
グッピーに比べるとヒレが短く小さい印象を受ける。
エンドラーズ博士によって発見され広められたのでこの名前が付いている。グッピーの血なども入っている個体も多く、そのために交配させていくとグッピーが生まれることがある。尾ビレの上下が長い種なども産まれるが多くはラウンドテールである。
Photo
写真提供:By Silvana Gericke (http://abilo.piranho.de/aquaseite/aqua.htm) - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20168052[編集]
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データ
学名 | Poecilia reticulata var. (Peters, 1859)a | |
英名 | Endler's Livebearer、Endler's Guppy、Endler's Poecilia | |
分類 | カダヤシ(Cyprinodontiformes)目、カダヤシ(Poeciliidae)科、グッピー(Poecilia)属 | |
通称 | エンドラーズ、エンドラーズ・ライブベアラー | |
分布 | 改良品種(原種はベネズエラ) | |
最大体長 | オス約3.5cm、メス約7cm | |
寿命 | 約1年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌選ばずなんでもよく食べます。 | |
適性な水質 | 温度 | 18〜28℃(広く対応可能) |
PH | 6.5〜8.0。弱アルカリ性が良い場合があるが、幅広いPHに対応可能。 | |
硬度 | 軟水〜中程度の硬水:6〜15°d | |
飼育難易度 | やさしい | |
繁殖難易度 | やさしい | |
オスメスの見分け方 | オス | 鮮やかな体色でメスの半分ほどの大きさでスリム |
メス | 落ち着いた色をしていて、オスの2倍ほどの大きさ | |
水槽内で好む高さ | 底層〜中層〜上層。中層域を比較的好むが全層で遊泳する。 | |
混泳での注意点 | 他の魚を攻撃することはあまりないが、雄の綺麗で目立つ尾びれを攻撃されてしまうこともある。好奇心が高く、多勢になるとつつく事も多い。食事が早いので同様に素早い魚か苔を食べる魚を選ぶ。 | |
気をつけたい病気 | 尾ぐされ病?ハリ病 | |
推奨されるアクセサリなど | アルカリ性を比較的に好むのでサンゴや大磯など。産卵のためにウィローモスなど角の無い水草もよい。 | |
避けたほうがよいもの | 酸性に傾くソイルや角の尖ったソイル。 | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 33匹 |
特徴・飼育上の注意
基本的には弱アルカリ性を好むので大磯やサンゴなどを入れてPHを調節するとよい。泳ぎは得意である。
弱アルカリに対応するため水草や混泳させる魚が無難。
繁殖は容易だが、狙ったような個体が出てくる可能性は低く、状態のよい狙った体色のものを何代にも続けて維持するのはとても難しい。初心者から上級者まで愛される理由はこんなところにあるのかもしれない。
産卵ボックスで稚魚を隔離するか、ウィローモスなどの水草を隠れ家にすれば捕食されることを避けられる。
稚魚にはブラインシュリンプをあげるとよい。
長い歴史の中で普通のグッピー血も入っているのでグッピーが生まれることがある。その際は選別していけばエンドラーズを維持できるだろう。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています