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レッドラムズホーン  

原種のインドヒラマキガイは世界中の熱帯地方に生息する淡水貝。
水上でも呼吸できるため、水辺に集まる動物にくっついて生息域を広げることができる。

本種はアルビノの個体を固定したもので、赤い見た目からレッドラムズホーンと名付けられた。

熱帯地方出身で幅広い水質に対応することができるため、熱帯魚のタンクメイトとして最適。
水槽や水草についたコケを減らしたり、餌の食べ残しを処理するスカベンジャーとして導入されることが多い。
ただし水草は種類によっては食害されるので注意が必要。

特に注意すべきはその繁殖力で、雌雄同体のため2匹いれば無尽蔵に増え続ける。
コケが減る代わりに、大量の稚貝と卵だらけになることも珍しいことではない。
そうなると水槽をリセットする以外に根絶することは困難なので導入は慎重にしたい。

世界中で人間の手による拡散が問題化している。川や池への放流は厳に慎みたい。


Photo  

レッドラムズホーン
 
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データ  

学名Indoplanorbis exustus var. (Linnaeus, 1758)
英名Ramshorn snails
分類有肺(Pulmonata)目、ヒラマキガイ(Planorbidae)科、インドヒラマキガイ(印度平巻貝)(Indoplanorbis)属
通称インドヒラマキガイ
分布イラン、インド、ネパール、スリランカなど全世界の熱帯地方
最大体長2~4cm
寿命~2年
自然下では植物性の餌を好んで食べている。水槽では熱帯魚の餌の食べ残しや、ガラス面についたコケなどを食べるため、特に餌を与える必要はない。あえて餌を与えたい場合はレタスやキャベツを与えると良い。
適性な水質温度15~30℃
PH不明
硬度不明
飼育難易度やさしい。一般的な水槽の環境であれば問題なく飼育できる。
繁殖難易度非常にやさしい
餌さえ安定的に供給すれば簡単に増える。雌雄胴体で複数匹で飼育すれば繁殖する。ゼリー状の物質で守られた中に複数の卵を産み付ける。通常数個から数十個。白っぽい卵で一つが2mm程度と大きめ。一度に20個程度産卵する。10日程度で孵化する。
オスメスの見分け方オス雌雄胴体
メス雌雄胴体
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:大人しい。死骸に群がることはあるが、生きた生体を襲うことはない。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*1-匹

特徴・飼育上の注意  

水温が低いと活動が低下する。
最低でも15℃程度はないと繁殖もしなくなる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています