現在位置 : トップページ生体図鑑熱帯魚図鑑淡水魚図鑑 > レタカラ・クルヴィケプス

レタカラ・クルヴィケプス  

アマゾン川下流域に生息するドワーフシクリット。
流れのほとんどな透明な川や池に生息している。

成熟したオスはシアンブルーに濃いレッド、イエローと鮮やかな色彩を持つ。体側にブラックのラインが入るがたいてい不鮮明で腹のあたりで途切れる。メスはほとんどがイエローでブラックのラインを持つ。
採取される地域によってカラーバリエーションが異なり、イエローの強いタイプ、ブルーの強いタイプ、中にはパープルのタイプなども存在する。

水質への適応範囲は非常に広く、大人しい性格のため口に入るほど小型でなければ混泳可能。
繁殖はオープンスポウナーで平らな石や流木などに卵を産み付ける。

ややこしいことに英名で「Flag Cichlid」というよく似た種がいる。ただ体側に入るブラックのラインが背ビレまで斜めに繋がっているため簡単に見分けがつく。

古くから親しまれている本種だが、養殖ものは色が出にくいこともあり流通量は下火。


Photo  

レタカラ・クルヴィケプス
 
写真の編集方法。または画像掲示板にUPしてください。
※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。

データ  

学名Laetacara curviceps (Ahl, 1923)
英名Flag Cichlid、Flag Acara、Dwarf Flag Cichlid
分類スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、レタカラ(Laetacara)属
通称レタカラ・クルヴィケプス、フラッグ・シクリッド
分布アマゾン川下流域
最大体長10cm
寿命3〜5年
人工飼料冷凍飼料活餌。何でも良く食べる。
適性な水質温度22〜28℃
PH4.5〜7.5
硬度非常な軟水〜中程度の硬水:5〜12°d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通。オープンスポウナーで一度に100個ほどの卵を産む。流木や水槽に産み付けるように基質産卵をした後にオスが卵を守ります。稚魚は大きいので初期飼料からブラインシュリンプを与えることができる。親は卵、稚魚共に捕食するようなことはない。増やしたい場合は隔離したほうがいいが、水流が弱く捕食者がいなければある程度はそのままの環境でも成長する。
オスメスの見分け方オスオスのほうがカラフル
メス全体的にイエローのみ
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点シクリットの中では大人しい性質を持っていて、中型の魚と混泳させると臆病なくらいだ。口に入る大きさの魚でなければ大抵の魚と混泳できる。産卵まで狙うならペアが基本。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*120匹

特徴・飼育上の注意  

弱酸性で飼育すれば、非常に丈夫でエサも何でもよく食べる。臆病なところがあり、底層を好むので混泳する場合は大きな流木などの隠れ家を用意してあげるといいだろう。低温を好むとデータにあるが高温にも強い。ブリードものの場合は温度に関して特に気を配る必要もないだろう。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

お名前:


このページをソーシャルメディアで共有する

このエントリーをはてなブックマークに追加

*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています