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ランプロローグス・オケラータス  

アフリカ・タンガニーカ湖原産の小型シクリッド。
タンガニーカ湖は推定2000万年前から存在し、世界で2番目に古くから存在する古代湖として知られる。古くから閉鎖された環境のため、独自の進化を遂げた種が多く存在する。

最大で6cmと小型のアフリカン・シクリッド。まるで他の種を縦に短くしたかのような、丸い可愛らしい体型をしている。
大きな目と口でどことなくカエルのような雰囲気を持っている。

小型でもアフリカン・シクリッドの持つ魅力的な特徴を備えているため、小さな水槽でアフリカン・シクリッドを楽しみたいという方に向いている。

原種は茶色い体色をしており、成熟すると腹にパープルでメタリックに輝く鱗が現れる。尾ビレと腹ビレも若干パープルが出るが、全体的には地味な体色です。

よく流通するのは改良品種のゴールデンタイプやブルータイプ。
ゴールデンタイプは全身がイエローになり、メタリックな鱗が光に反射してゴールデンに見える。
ブルータイプは青系の色が多少多めに出る。

ネオランプロローグス・オケラータスの名前で流通することもある。


Photo  

ランプロローグス・オケラータス
 
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データ  

学名Lamprologus ocellatus (Steindachner, 1909)、もしくはNeolamprologus ocellatus
英名Ocellatus、Ocellated Lamprologus、Gold Ocellatus
分類スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、ランプロローグス(Lamprologus)属
通称
分布アフリカ・タンガニーカ湖
最大体長6cm
寿命5~8年
人工飼料冷凍飼料活餌など。何でも食べる。
適性な水質温度23~25℃
PH8.0~9.0
硬度中程度の硬水~硬水:9~19°d
飼育難易度普通
繁殖難易度やさしい
繁殖はシクリッドの中でもかなり容易なタイプ。
シェルブリーダーで住み家にしている巻き貝に卵を産み付けます。メスから誘うタイプで、巻き貝の入り口から顔を出してオスを誘います。成功すればオスが近づきメスが産んだ卵に受精する。
卵と稚魚の世話はメスが行い、巻き貝の入り口を塞き止めたり、巻き貝の上に乗って近寄るものを攻撃する。この時のメスは攻撃的になるので、ある程度のスペースが必要。
卵は3日ほどで孵り、10日程度で自由遊泳を始める。稚魚は危険を感じると巻き貝の中に隠れる。
餌はブラインシュリンプで問題ない。
オスメスの見分け方オスオスのほうが一回り大きく成長し、ヒレに出る黒いラインがより強くでる。
メスひと回り小さく色も出ない。
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:大人しいbr;多くの魚と混泳することができます。同種のオスを複数飼育する場合は広めのスペースが必用。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど巻き貝(ネオタウマやエスカルゴ)の殻、椰子の実シェルター、サンゴ砂などアルカリ性に傾けるもの、岩組など高度を上げるもの
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*118匹

特徴・飼育上の注意  

タンガニーカ湖の魚なので弱アルカリ性で硬度の高い水を好む。
サンドシクリッドなので底床は細かい砂。巻き貝を住み家にするため、巻き貝状のものか、椰子の実のシェルター等を用意する。巻き貝はギリギリ入れる程度の大きさのものを好む。

シクリッドの中では大人しい種なので、多くの魚と混泳できるが、あくまでシクリッドなので同じ低層に生息する種との混泳は避けた方がいい。
中層や上層を泳ぐ大人しい種と混泳は可能。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています