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ミクロゲオファーガス・アルティスピノーサ  

南米:グァポレ川、マモレ川に生息する小型シクリッド。

ミクロゲオファーグス属は、本種をミクロゲオファーガスラミレジーを合わせて2種しか存在しない珍しい種。2種とも特徴がよく似ています。

本種には10cmと大きくなることと、体色が白っぽい特徴がある。白っぽいと言っても成熟した繁殖期のオスは非常に鮮やかなイエローの体色を持ち、各ヒレが濃いレッドを帯びる。

ラミレジーに比べると美しい色彩が見られる時期が限られているが、それだけに体色の変化を楽しめるというもの。丈夫で飼育しやすく、繁殖も狙える。そして東南アジアでブリードされたものが多いなど、環境もラミレジーそっくりだ。

どことなくイワトビペンギンのようなユーモラスな雰囲気を持つ、見応えのある魚。


Photo  

ミクロゲオファーガス・アルティスピノーサ
 

ミクロゲオファーガス・アルティスピノーサ
写真提供:maluo[編集]

ミクロゲオファーガス・アルティスピノーサ
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データ  

学名Mikrogeophagus altispinosus (Haseman, 1911)、もしくはMicrogeophagus altispinosus
英名Bolivian Ram、Butterfly Ram、Blue Ram
分類ベラ亜目、カワスズメ科(キクラ科、シクリッド科)、ミクロゲオファーグス(Mikrogeophagus)属
通称ミクロゲオファーガス・アルティスピノーサ
分布南米:グァポレ川、マモレ川
最大体長10cm
寿命3〜5年
人工飼料冷凍飼料活餌。何でも良く食べる。ワイルドものはブラインシュリンプ赤虫から人工飼料に徐々にならすと良い。ブリードものはたいてい初めから人工飼料を食べる。
適性な水質温度24〜27℃
PH6.0〜7.0
硬度非常な軟水〜中程度の硬水:5〜10°d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度普通。オープンスポウナーの基質産卵で知られ、平たい石や底床などにばら蒔くように卵を産む。薄くらいライトにするとトリガーになるようだ。一度に70〜100程度のグレーの卵を産む。産卵後はオスとメスが交互に卵を守ります。孵化して泳ぐまでが長く1週間程度かかる。回遊するようになったらブラインシュリンプで問題ない。捕食者さえいなければ特に隔離する必要もない。ちょっかいを出すような魚と混泳すると卵や稚魚を食べてしまうので、確実に増やしたい場合は隔離しよう。
オスメスの見分け方オス背ビレのトップが多少伸びる。メスよりオレンジが強く出る
メスラミレジーと違いピンクにはならない
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点シクリッドにしては温和で、積極的に攻撃をするタイプではない。産卵の時はさすがに追い払う仕草をするが、それ以外は特に問題になることはないだろう。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*115匹

特徴・飼育上の注意  

本来であれば弱酸性で軟水の水で生息するが、ほとんどが東南アジアブリードもので、日本の水質であれば問題なく飼育できる。しっかりと水換えさえすれば特に問題になることはないだろう。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

小さな後ろのヒレをぴょこぴょこと動かして、動いたり止まったりしながら動きます。
ホバリングしてるみたいで可愛いです。 (名無しさん 2013-11-17 (日) 15:24:33

細かい砂を使うとゲオファーガスのように砂を吸い込んで餌を探す様子が見れます。
環境に慣れれば、飼育者に反応し餌を求めて水面まで来ますが、基本的には流木の影などの低層及び中層で活動しています。
闘争から殺し合いに発展や弱い個体をとことん追い詰めいじめ殺したりはしないもののシクリッドらしく縄張りを主張し、同種は勿論、他種でも似たような体型の相手には縄張りから追い払おうとします。
名無しさん 2020-10-30 (金) 12:12:55


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています