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プラチナゴールデン・バルブ  

ゴールデンと名付けられた種は多いが、本種はまさしくゴールデンの輝きを持つ。
黄色い体色に光り輝く鱗が相まって美しく輝く。

通常のゴールデン・バルブ(Puntius sachsii)と非常に似ているため混同しやすい。
本種はグリーン・バルブ?(Puntius semifasciolatus)として紹介される種をトーマスシューベルト氏が改良した種。
しかしその特徴は非常によく似ており、違いは判然としない。
文献によると、ゴールデンバルブにあるヒゲが本種にはなく、比べると本種のほうがスリムとのこと。
また、本種は人工的に交配が重ねられたため、尾が小さい傾向があるそう(これは人工交配の場合によくある現象)。

ややこしいことに英名はどちらもゴールデン・バルブな点も混乱の原因。

飼育は容易でなんでもよく食べ、幅広い水質に対応することができる。大人しく、同種・他種問わず攻撃することはない。コミュニティタンクの優等生と言える。


Photo  

プラチナゴールデン・バルブ
 
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データ  

学名Puntius semifasciolatus var.
英名Golden Barb
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、プンティウス(Puntius)属
通称ゴールデン・バルブ
分布ベトナム、台湾、中国南西部と北部ラオス
最大体長8cm
寿命3~5年
人工飼料冷凍飼料活餌など。なんでもよく食べる。
適性な水質温度23~27℃
PH6.5~7.5
硬度非常な軟水~軟水:6~16 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度やさしい
繁殖は他のプンティウス属と同様容易でばら撒き型で知られる。
増やしたい場合はモス等を敷き詰めた別水槽に繁殖行動をしているオスメスのペアを入れて1日放置する。一番発色の強いのがオスで、お腹が膨らんで色の薄いのがメス。
朝方に卵を生む。親魚は卵の世話をぜず、食べてしまうので、産卵が行われたことを確認したらメイン水槽に移す。
24~36時間で孵化して、3~4日で泳ぎ出すので、細かく砕いた人工飼料等を与える。
オスメスの見分け方オスオスのほうが色が強く出る
メス
水槽内で好む高さ中層~低層
混泳での注意点気性:大人しい
捕食さえされなければ、大人しいため大抵の種と混泳可能。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど背の高い水草などの隠れ家
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*120匹

特徴・飼育上の注意  

中性付近で飼育していれば病気知らずの手のかからない種。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

水草が抜かれる
好奇心旺盛な(食い意地が張っている)魚なので小さい水草を抜きまくります。特にショートヘアグラスは何回植え直しても全て抜かれてしまいました。ソイルよりも重い砂礫系底床にかなり深く植え込んでも簡単に抜かれました。繊細な水草を植えている水草水槽には不向きな魚だと思います。(名無しさん 2016-10-23 (日) 10:17:30


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています