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ギアナカラ・ゲアイ  

南米のギアナなどに生息する小型のシクリッド。
現地では水流のある川の底を泳いでいるようで水槽内でも底層を好む。

全身は鮮やかなイエローで、目と腹に横方向にブラックのラインが2本入る。
体の大きさにしては小さな目と、曲線を描いた顔の一番下に小さな口があり、どこかしらユーモラスな印象を受ける。
トサカのような背びれも見ごたえがある。

エサも何でも食べ飼育しやすい種と言える。
非常に丈夫で繁殖も容易とあって欧米では人気が高い。日本ではその地味な体色からか人気がない。

背から腹ビレに向かって入るバンド模様が太くてしっかりとしているのが本種。バンド模様が不鮮明なものや細いものはよく似た別の種類である可能性が高い。


Photo  

ギアナカラ・ゲアイ
 
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データ  

学名Guianacara geayi (Pellegrin, 1902)
英名Algae eater、Bandit Cichlid
分類スズキ(Perciformes)目、シクリッド(Cichlidae)科、ギアナカラ(Guianacara)属
通称ギアナカラ・ゲアイ
分布南米:フランス領ギアナ、ブラジル
最大体長8~10cm
寿命5~8年
人工飼料冷凍飼料活餌。雑食で何でも良く食べる
適性な水質温度22~25℃
PH4.8~6.2
硬度軟水~硬水:6~16°d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度やさしい。産卵時にはオスが産卵床となる植木鉢などを守り、メスを誘導する。誘導されたメスが卵を産むと、それをオスが守る。普段は温和だが、このときのオスは非常に攻撃的で水草を引っこ抜いたり、攻撃的になるので産卵まで考えるならあまり混泳には向かない。
産卵から10日ほどで稚魚が生まれ、当初からブラインシュリンプを食べられることから飼育も容易だ。
現地では強い水流の中で生息しているだけあって稚魚でも遊泳能力は高い。オスが稚魚を必死に守る姿も甲斐甲斐しく微笑ましい。
オスメスの見分け方オストサカのような背びれが長い
メスヒレが短い
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点繁殖時のオスは非常に気が荒く攻撃するので、あまり混泳には向かない。プレコなど生息域の違うものがいいだろう。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど繁殖用に植木鉢や、大きな流木
避けたほうがよいもの攻撃的で暴れるので根を強く張らない水草は抜かれてしまうので避けたほうがいい。
60cm水槽での適正な飼育数*110匹

特徴・飼育上の注意  

非常に丈夫で繁殖も容易とあって欧米では人気が高い。日本ではその地味な体色からか人気がない。

水草水槽には向かないが単独飼育でも十分魅力的な魚だ。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています