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イシマキガイ  

日本の西太平洋沿岸、台湾に生息している2~3cm程の貝。
両側回遊型で、幼体の頃は汽水域で成長し、成体になると河川を遡上する。遡上する距離は海から数キロ程度。

全体に茶褐色をしていて、色彩はない。他の貝に比べると三角斑が小さい。

水槽のガラス面や水草についたバイオフィルムと呼ばれる苔を食べて綺麗に掃除してくれる。産卵しても幼体の成長には汽水が必要なため、増えすぎる心配がない。そのため水草水槽のタンクメイトとして人気がある。
反面、白く目立つ卵を大量に産み付けるため、逆に景観を損なうこともある。

カルシウムイオンの少ない水や、酸性に傾いた水質だと、殻頂部が溶ける。ただし、溶けるのは一般的で特段問題はない。

餌の安定供給が難しく、茹でたほうれん草や昆布などを与えると良い。また、野外で水槽に石を入れて、太陽光に当てて苔むした状態にして交代に与えても良い。

非常に困難であるものの、人工の環境で繁殖させることも可能。

淡水の水槽内では1~2年程度で死ぬことが多い。しかし実は12年と、淡水貝としては最長クラスの寿命。


イシマキガイ
 

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写真提供:吉田観賞魚販売 ガラス面や葉の表面のコケを食べてくれます。
これだけいれば、充分!
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データ  

学名Clithon retropictus(Martens, 1879)
英名
分類アマオブネガイ(Neritimorpha)目、アマオブネガイ(Neritida)科、イシマキガイ(Clithon)属
通称
分布東南アジア、太平洋沿岸域
最大体長2.5cm
寿命12年(水槽では1~2年程度)
水槽内のコケ、昆布、茹でたほうれん草やブロッコリーの芯
適性な水質温度20〜28℃
PH
硬度
飼育難易度やさしい
繁殖難易度非常に難しい。
両側回遊型のため、幼貝の育成には汽水域と豊富なプランクトンが必要になる。水槽のような限られた空間では十分に餌を確保できない。また魚にとって恰好の餌になるため混泳魚がいる場合は成長させることはできない。専用に環境を整えて、汽水の環境で、新鮮なプランクトン豊富な青水を毎日与えると人工で増やすことも不可能ではない。
自然下では100個程度の白い卵を岩などに産み付ける。ベリジャー幼生と呼ばれる幼生は川を下り汽水域で成長する。この頃は主に汽水域で繁殖するバクテリアを餌にしている。幼貝になると岩などに付着し、遡上を開始する。
オスメスの見分け方オス見分けるのは困難
メス見分けるのは困難
水槽内で好む高さ
混泳での注意点大型のフグなどのスネールイーターとの混泳はできない
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*166匹

特徴・飼育上の注意  

弱酸性で硬度の高い水を好む。酸性が極端に強いと調子を落とす事がある。
また、高水温に弱いため30℃を超えるような環境では飼育することができない。

ひっくり返ると自力で起きられないことが多い。ひっくり返った場合は人間が起こしてやる必要がある。自力で岩やガラスに吸着できない個体は、そもそも弱っているものが多い。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています