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アリゲーター・ガー  

北米:ミシシッピー川水系原産の代表的なガー。
ワニのように獰猛な顔に肉食魚とあってエキゾチックな魅力がある。
その姿を見ているだけで古代の水系に思いを馳せることができるロマンあふれる種。

もしも飼育を考えているなら、まず考えなくてはいけないことは、「50年後まで子どもが泳げるほどの水槽を維持することができるか?」ということ。
しかもこの魚を維持するには、人間の子どもを育てるのと同じだけの経済力も必要になる。それほど覚悟を持って飼育しなければならない。
残念ながら飼いきれず、川や湖に放流する事例が多数報告されている。

それらの説明をせずに販売するショップでは魚を買うのをやめよう。

ガー科に属する魚は全て特定外来生物に指定された。これにより平成30年4月をもって、輸入、販売、飼育が禁じられる。これまで飼育されていた個体に限り、申請をすることで飼育を続けることが可能。


Photo  

アリゲーター・ガー
 
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データ  

学名Atractosteus spatula
英名Alligator gar
分類ガー目(Lepisosteiformes)、ガー科(Lepisosteidae)、アトラクトステウス(Atractosteus)属
通称アリゲーター・ガー
分布北米:ミシシッピー川水系
最大体長3m以上
寿命オス25年、メス50年
活餌。肉食のため赤ヒレ、メダカ、小魚など。慣れれば人工飼料も食べるようになります。
適性な水質温度26〜28℃
PH6.0〜7.0
硬度軟水
飼育難易度非常に難しい
繁殖難易度非常に難しい
オスメスの見分け方オス見分けるのは困難
メス見分けるのは困難
水槽内で好む高さ中層、底層
混泳での注意点見た目のインパクトほどの獰猛さはなく、比較的大人しい種で、小魚はエサと思われて食べられてしまうが、同じくらいの大きさなら混泳は可能。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*1−匹

特徴・飼育上の注意  

3mにまで成長する特別な魚です。水族館などの特別な設備が必要になります。
維持に年間数百万のお金がかかります。ほとんどの場合飼いきれずに殺されるか、放流されてしまいます。

その証拠に多摩川でアリゲーターガーが悪者として釣られているという痛ましい現実を生んでいます。
興味本位で手を出す魚ではない。

それさえ理解している方ならな飼育は簡単です。水質にも強く、エサもよく食べ、病気とは無縁です。飛び出しなどに注意すればいつまでも貴方の側に寄り添って、貴方より大きく成長してくれます。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています