&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[アクアリウム辞典・用語集]] > マクロギロダクティルス症};

*マクロギロダクティルス症(まくろぎろだくてぃるすしょう) [#z9f99afc]

マクロギロダクティルス・ポリプティ(Macrogyrodactylus polypteri)に寄生されることで発症する症状。体調2mm前後で白いヒゲ状をしており、目視することができる。観賞魚ではポリプテルスとアミメウナギに感染することが知られている。

----

**原因 [#p7c06abc]

ワイルドのポリプテルスはほとんどの種で感染している。水質の悪化や移動のストレスが重なると症状が悪化する。
ポリプテルス以外には寄生しないものの、ワイルドものを購入して他のポリプテルスと混泳する際には注意が必要。
良心的なショップならトリートメントを行う際にリフィッシュ等で薬浴を行い駆除をしている。そのためワイルドものを購入する際は、店員に薬浴を行ったかを尋ねるの。

----

**症状 [#l1572363]

体表のガイノン鱗にマクロギロダクティルス・ポリプティが突き刺さり寄生する。痒そうに岩や流木に体をこすりつける動作をする。
ワイルドのポリプテルスはほとんどの個体に寄生されているとのことで、健康なポリプテルスであれば耐性があり、即生命に関わるようなことはない。

----

**治療方法 [#w83097d6]

トリクロルホンが効果的。一般の治療薬ではリフィッシュやトロピカル-Nに含まれている。
ポリプテルスは薬の感受性が高いため、規定量を入れると寄生虫よりも先にポリプテルスが死んでしまう。また、薬浴の期間も最長で24時間程度に留める。

このような事情から寄生虫の駆除は完治までは至らないことが多い。

ポリプテルスは耐性があるため、適切な水換え、ろ過の見直し、コマ目な底床の掃除を心がければ自然と治ることもある。

----

**関連リンク [#qcbe43c7]

[[ガイノン鱗]]