#author("2020-06-15T02:20:10+09:00","","")
&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > ノソブランキウス・タエニオピグス};

*ノソブランキウス・タエニオピグス [#s25be0ad]

卵生メダカであるノソブランキウス・タエニオピグス。
ウガンダ南部、ケニヤ南西部、タンザニア中部に生息する卵生メダカ。

やはり何と言っても目が行くのがメタリックブルーの胸ビレだろう。落ち着いた体色の中でひらひらと動く胸ビレが映える。尻ビレと尾ビレの縁には白や黒いバンドが出る。オレンジのバンドの出るタイプもいる。

5.5cmとノソブランキウスの中では中型になる。年魚は1カ月で成魚に成長するため大食いだが、数cmでも体形が大きくなると水を汚す量が増えるため難易度が上がる。そのため水質の維持に特別気を付けないとすぐに水質が悪化してしまうので注意が必要だ。

稚魚は大きく[[ブラインフィッシュ]]を食べることができる。繁殖は比較的容易な方だ。
本種は気が荒いので混泳には注意しよう。

ノソブランキウス属はコレクションとして多くの種類を飼う愛好家が多い。

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**Photo [#mb036bc3]

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**データ [#uace26f6]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Nothobranchius Jubbi(Wildekamp & Berkenkamp,1979)|
|>|英名|Striped Nothobranch|
|>|分類|カダヤシ目、ノソブランキウス科、ノソブランキウス属|
|>|分類|カダヤシ(Cyprinodontiformes)目、ノソブランキウス(Nothobranchiidae)科、ノソブランキウス(Nothobranchius)属|
|>|通称|ノソブランキウス・タエニオピグス|
|>|分布|ウガンダ南部、ケニヤ南西部、タンザニア中部|
|>|最大体長|5.5cm|
|>|寿命|1年(年魚:水槽飼育では2年ほど生きることもある)|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]。他の卵生メダカ同様で口に入るものならよく食べます。アカムシを好んで食べる。|
|適性な水質|温度|18〜24℃|
|~|PH|6.5〜7.5|
|~|硬度|−|
|>|飼育難易度|難しい|
|>|繁殖難易度|難しい。本種は年魚のためペアを作れば産卵させること自体は容易だ。まず採卵。自然の環境下では泥に深く潜り産卵することで知られ、水槽内でもピートの中に潜る。よく煮たピートを水槽に入れて卵が産み付けられるのを待ちます。潜る関係でピートは5cm程度の厚さが必要になる。次に休眠保管。1カ月程したらピートごと卵を取り出しビニールに入れて多少湿ったくらいの状態で、25℃前後で約2〜3カ月ほど保管します。休眠期間は保管時の温度でかなり差があります。そしてブリードものは早く孵化するものが固定されたのか休眠期間が極端に短くなっているものもあります。よって空気の入れ替えを兼ねて孵化が可能かどうかを観察したほうが良い。卵に金色の目が見えたら水に浸ける。稚魚はブラインシュリンプで飼育するのがよい。|
|オスメスの見分け方|オス|カラフルな体色が特徴|
|~|メス|白っぽい色彩でオスより小さい|
|>|水槽内で好む高さ|中層、底層|
|>|混泳での注意点|アフリカ系の卵生メダカの中では大人しい種が多いノソブランキウス属。水草で隠れ家さえ作れば混泳は可能だ。しかしあくまで荒い性質を持ち合わせているので、環境によっては非常に攻撃的になることもある。他種と混泳する場合はしっかりと観察をしよう。人間の勝手な都合だが、しかしグッピーのような混血が好まれない種なので同種同士での飼育が基本だろう。毎年のごとく新種が発表され、分類も変わるカテゴリーなのでしょうがないかもしれない。|
|>|気をつけたい病気|[[コショウ病]]|
|>|推奨されるアクセサリなど|隠れ家となる水草|
|>|避けたほうがよいもの|−|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|10匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#tc93efaf]
アフィオセミオン系に比べれば高温への耐性が高い傾向にあるノソブランキウス属だが、適温は22℃あたりで、導入時には水合わせを慎重にする必要がある。高水温になると弱ってしまうため夏場は水槽用クーラーかエアコンが必要。最低でもファンがあったほうがいいだろう。上層に上がってきているようなら水質が合っていないか水温が高い可能性がある。

非常に過酷な環境で生きる種とあって水質に関してはあまりうるさくない。沿岸部に生息する関係から0.1%程度(水1リットルに対して1g程度)の塩を加えると調子がいいようです。さらに塩はアフィオセミオンやシンプソニクティスにもよくある[[コショウ病]]の予防にも効果がある。

飛び出しによる死亡事故も多いので蓋が必要になる。

産卵は難しいが方法さえ確立できれば一気に難易度が下がる。本種は年魚のためペアを作れば産卵させること自体は容易だ。まず採卵。自然の環境下では泥に深く潜り産卵することで知られ、水槽内でもピートの中に潜る。よく煮たピートを水槽に入れて卵が産み付けられるのを待ちます。潜る関係でピートは5cm程度の厚さが必要になる。次に休眠保管。1カ月程したらピートごと卵を取り出しビニールに入れて多少湿ったくらいの状態で、25℃前後で約2〜3カ月ほど保管します。休眠期間は保管時の温度でかなり差があります。そしてブリードものは早く孵化するものが固定されたのか休眠期間が極端に短くなっているものもあります。よって空気の入れ替えを兼ねて孵化が可能かどうかを観察したほうが良い。卵に金色の目が見えたら水に浸ける。稚魚はブラインシュリンプで飼育するのがよい。

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**飼育者の声 [#od171b67]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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