#author("2024-04-07T06:50:55+09:00;2022-09-26T19:43:38+09:00","","")
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&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > スポッテッド・ナイフフィッシュ};

*スポッテッド・ナイフフィッシュ [#u7803493]

インドやタイが原産のナイフフィッシュ。

腹から尾に掛けて5~10のスポット模様が入るのが特徴で、白い体色によく映える。成熟するにつれて特徴的なスポット模様は小さくなっていく。
幼魚にはこの特徴的なスポットは無く、ストライプ模様をしている。

ナイフフィッシュらしい縦に扁平で、背がぐにゃりと曲がった特徴的な体型をしている。

まれに養殖の過程で生まれたアルビノ個体が流通することがある。

現地では食用として養殖されており、鍋料理や揚げ物にされ食されている。

腹ビレと尻ビレを結合させたカーテン状のヒレを持ち、ひらひらと海蛇のようにくねらせて移動する。
その独特なヒレで細かな移動を可能で、前後左右精密機械のように細かく正確に移動できる。
夜行性で夜間でもよく見えるように大きな目をしている。


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**Photo [#p84ddc93]

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**データ [#oe2bf969]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Chitala ornata (J. E. Gray, 1831)|
|>|英名|Clown featherback、Clown knifefish、Spotted knifefish|
|>|分類|アロワナ(Osteoglossiformes)目、ナギナタナマズ(ノトプテルス)(Notopteridae)科、キタラ(チタラ)(Chitala)属|
|>|通称|クラウン・フェザーバック、クラウンフェザーバック、スポッティド・ナイフフィッシュ|
|>|分布|インド、タイ|
|>|最大体長|100cm|
|>|寿命|15~17年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]。肉食性のため、生き餌を好む。エビやイカ、赤虫なども好物。肉食魚用のタブレットにも慣れさせることができる。|
|適性な水質|温度|20~28℃|
|~|PH|6.0~8.0|
|~|硬度|非常な軟水~中程度の硬水:2~13°d|
|>|飼育難易度|非常に難しい|
|>|繁殖難易度|-|
|オスメスの見分け方|オス|-|
|~|メス|-|
|>|水槽内で好む高さ|低層|
|>|混泳での注意点|気性:強い攻撃性あり&br;本種は特に攻撃性が強く、他種のヒレをかじるので混泳は不可。|
|>|気をつけたい病気|白点病|
|>|推奨されるアクセサリなど|飛び出すことが多々あるので水槽の蓋が必要。|
|>|避けたほうがよいもの|-|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|-匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#kf5650c9]

最大で100cmと大型になることから、水族館クラスの設備が必要になる。
また本種は水質の汚れや変化に非常に弱い。2ランクほど大型のろ過器を使い、週に50~70%の水換えが必要。
さらに溶存酸素度の高い水を好むため強い水流と、十分なエアレーションも必要。

以上のような特殊な整備が必要なこともあり、はっきりと言えば水槽飼育に向かない種で、民間での長期飼育は非常に困難。

生息地は水深の深い、流れの早く薄暗い川。

流木や岩、または土管やパイプ等を設置して隠れ家を作ってやると良い。
こなれた弱酸性の水を好むため、マジックリーフやピートなどを利用してブラックウォーターを作ってやると良い。

水質の変化には弱く、特に薬浴に対する耐性が低いため注意が必要。白点病にもなりやすいため、水質は安定させたい。

肉食性のため、生き餌を好む。エビやイカ、赤虫なども好物。肉食魚用のタブレットにも慣れさせることができる。夜行性のため、ライトを消してから餌を与えると良い。オスとメスの性差は殆ど無い。

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**飼育者の声 [#ia3c2005]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

#style(class=comment){{
''スポットナイフ''
混泳できた魚、エンドリ、スポガー、アイスポット、オスカー、 (''名無しさん'' &new{2014-09-02 (火) 22:24:57};)
}}
#style(class=comment){{
5cmぐらいの幼魚を購入。60cm水槽から単独飼育を開始。人工飼料はあまり受けつけず、クリル、赤虫、たまにメダカを与えていた。
10cmを超える頃には水槽に近づくと寄ってくるようになった。この頃にはカーニバル等の浮遊性の人工飼料も食べてくれるようになった。
15cmくらいに成長した時に90cm水槽へ移行する。体高も伸びるようになり迫力が出はじめた。そして泳ぐスピードが速い。
20cmを超えた頃に15cm程のセルフィンプレコと混泳させた。ある日、ナイフフィッシュがプレコの後ろを追いかけるようになり、観察していると流石にプレコを丸呑みは出来なかったようで、ヒレをついばむ様に食べていた。即セパレーターで隔離したことで事なきを得たが、発見が遅れていればどうなっていたか安易に想像できた。
基本的に混泳は難しい種だと思った。丸呑みをする、鱗を舐められ感染症で死ぬ等のありがちな混泳失敗は経験した事はあるが、ついばむ様に混泳魚を食べようとする種は初めてだった。
その後90cm水槽で単独飼育に戻し、7年ほど飼育し50cmを越えていたが東日本大震災の長期停電による影響で死んでしまった。
現在は熱帯魚の飼育をできる環境ではないが、再開する時は真っ先に飼育したいと思っている。
個人的には単独飼育でも十分見栄えのする種だと思う。(''ダウ'' &new{2019-10-05 (土) 10:21:16};)
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RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][40]);
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}}

#style(class=comment){{
7cm程の幼魚を購入。生き餌しか食べないと言われたがミニキャットに簡単に餌付いた。まだ迎えて一週間ほどだが、これからの成長が楽しみである。(''プリズン'' &new{2021-02-16 (火) 21:41:33};)
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RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][6]);
}}

#style(class=comment){{
幼魚から今では35㎝を越える大きさになった。が、生餌以外は一切興味を示してくれません。
プロに相談して、ありとあらゆる手段を試したが、配合飼料は全く食べてくれない。それがうちの子の個性だと思って諦めて、生エサを小まめに与えています。
これから飼う方は、生き餌しか食べない可能性も覚悟しておいた方が良いかもしれません。
ただ、姿は美しく見ごたえ抜群、手から餌を食べてくれる愛嬌もあってとてもかわいいです。片側に13個、反対側に15個もの丸模様があって綺麗です。(''名無しさん'' &new{2022-09-26 (月) 19:39:09};)
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}}
#recorder(comment,0)