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生き物を飼うということ  


生き物を飼うということは、人の心を豊かにする、素晴らしいことだと思います。
人はペットから多くのことを学び、幸せをもらいます。
その一方で全てのペットが幸せに暮らしているでしょうか。ペットを産業として扱うことで生まれる効率化。その狭間で、悲しい境遇に甘んじているペットがたくさんいます。

私が初めて飼育したのは、お祭りの金魚すくいで取った金魚でした。当然のように飼う準備ができていません。
幸いなことに私の近所に「口うるさくて、魚をこよなく愛する、熱帯魚屋の頑固じいさん」がいました(笑)
その方の叱咤激励のおかげで、無事に金魚を10年以上飼育することができました。


心ある人の働きで、動物愛護法の強化がされているようです。しかし購入の際「どれだけの手間がかかるか」「最終的にどれだけの大きさになるか」「寿命は何年か」「病気になった時の対応」など、生き物を責任持って飼育するに足りる説明が尽くされているとは言えません。

ショップも商売なので「その状況では売ることはできません」とは言えません。一人ひとりに熱帯魚の飼育講座をすることも現実的ではありません。

しかし「飼いやすい」書かれた水槽で泳ぐ痩せた魚たちを見ると、どうしても違和感を感じてしまいます。

ショップだけでなく飼う側のモラルも問題になっています。
飼えなくなったからと川や池に放流する行為。綺麗だからと無理に詰め込む過密飼育。


しかしこれらの問題は、アクアリストが力を合わせれば解決できると思います。もともと魚や水草を愛する、優しい心を持った人の集まりだからです。
以上の点から当サイトでは「飼育者目線で必要な情報。飼育したからこそわかる経験や情報」を掲載していきます。真剣に愛魚に向き合うからこそ、良いことだけでなく、失敗や反省点も大切にしていきたいと思います。

これから魚を飼おうと思っている人にとって、経験者の声が一番欲しい情報です。飼育のポイントや、悩み・疑問を交換できる場になれば考えています。


熱帯魚と、熱帯魚を愛する人の幸せに、少しでも役に立てることを祈って。


アクアリウムWiki管理人