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&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > デュメリリィ・エンゼル};

*デュメリリィ・エンゼル [#u42f622f]

エンゼルは[[アルタム・エンゼル]] 、[[デュメリリィ・エンゼル]] 、レオポルディ・エンゼル、スカラレ・エンゼルという、4つの原種が改良されて様々な種類が生まれている。
本種デュメリリィ・エンゼルは1番小型な野生種として知られ、最大でも5cm程度の大きさにしかなりません。
エンゼルフィッシュの特徴であるヒレもそれほど伸びず、体色も比較的落ち着いています。
そのため本種のみで飼育するよりも、小型の水草水槽などで飼育に向いています。また小型なため[[ネオン・テトラ]]などの小型種とも混泳できるのが特徴です。

性格が神経質で、繁殖時は特に凶暴になるため、同種同士を狭い水槽に複数飼育すると見ていられないほど小競り合いを続けます。複数匹飼育する場合は体の大きさに似合わず大きな遊泳スペースが必要になるので注意してください。

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**Photo [#v4e7431e]

#ref(76.jpg,zoom,590x590,アルタム・エンゼル)

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RIGHT:[[写真の編集方法]]
RIGHT:または、[[画像掲示板>http://aqwiki.net/up/joyful.cgi]]に魚の名前と共にUPしていただければ分類、掲載します

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**データ [#c5ccf347]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Pterophyllum leopoldi(Castelnau, 1855)|
|>|英名|Leopold's Angelfish|
|>|分類|ベラ亜目、カワスズメ科(キクラ科、シクリッド科)、エンゼルフィッシュ属|
|>|通称|ドゥメリリィ・エンゼル、ブラジリアン・エンゼル、レオポルディ・エンゼルフィッシュ、ロングノーズ・エンゼル|
|>|分布|アマゾン川|
|>|最大体長|4〜5cm(ヒレの端から端まで入れると10cm程度)|
|>|寿命|5〜7年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]。冷凍・活餌選ばず赤虫が好物。イトミミズや人工飼料なども混ぜてバランスよくあげると状態良く飼育できます。|
|適性な水質|温度|25〜28℃|
|~|PH|5.0〜6.2|
|~|硬度|非常な軟水:1〜5 °d|
|>|飼育難易度|難しい|
|>|繁殖難易度|普通。&br;うまくペアが作れれば頻繁に卵を生む。稚魚も孵化したてのブラインシュリンプを食べられるので、生存率も高い。&br;産卵はオスがメスの後ろにピッタリと寄り添い、卵を産んですぐに受精させる。1度に300個程度の黄色い卵を、葉の大きい水草や、水槽の側面に産み付ける。産卵から2日程で孵化して、2週間で自由に泳ぐようになる。その間メスが卵や稚魚を守ります。&br;ペアを作ってから稚魚が自由に泳ぐまでの期間は非常に神経質になるためペアで飼育するのが望ましい。|
|オスメスの見分け方|オス|フィンディスプレイ時に濃い色になる|
|~|メス|オスに比べると体色が薄い|
|>|水槽内で好む高さ|中層|
|>|混泳での注意点|本種はエンゼルフィッシュの中では小型なため、ネオンテトラなどの小型種とも混泳できる。しかし繁殖時には非常に神経質になるため、自由に遊泳できる十分なスペースが必要になる。|
|>|気をつけたい病気|[[エンゼル病]]、[[エンゼルエイズ]]ほか細菌性の病気全般|
|>|推奨されるアクセサリなど|産卵用に葉の大きい水草|
|>|避けたほうがよいもの|−|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|10匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#y16e4def]
エンゼルフィッシュの中では最も小型な野生種。
しかし神経質な性格で、特に十分なスペースの無い水槽だと小競り合いが絶えません。十分なスペースを確保するか、丈の長い水草でしっかりと隠れ家を作る必要があります。
その性格が顕著に出るのは繁殖時で、ペアができると他の個体を殺すまで攻撃することも珍しくありません。

こなれた酸性の水で、非常な軟水に保てれば安定して飼育することができます。しかし水質の悪化や変化に弱く、ちょっとした変化で調子を落とし、次々と落ちてしまうこともあります。夏場の高水温、新しい魚の追加時などは注意深く管理する必要があります。

繁殖はアルタムに比べれば難しくありません。
うまくペアが作れれば頻繁に卵を生む。稚魚も孵化したてのブラインシュリンプを食べられるので、生存率も高い。
産卵はオスがメスの後ろにピッタリと寄り添い、卵を産んですぐに受精させる。1度に300個程度の黄色い卵を、葉の大きい水草や、水槽の側面に産み付ける。産卵から2日程で孵化して、2週間で自由に泳ぐようになる。その間メスが卵や稚魚を守ります。
ペアを作ってから稚魚が自由に泳ぐまでの期間は非常に神経質になるためペアで飼育するのが望ましい。

エンゼルはアルタム・エンゼル、ドゥメリリィエンゼルなど一部を除いては繁殖が容易です。しかしその手軽さゆえに稚魚が増えすぎてしまうこともよくあることです。
その大量の稚魚を全て飼うことは現実的ではないので、どうしても選別(奇形や弱ったものを殺す)という行為が必要になります。その覚悟が無い方はペアで繁殖をさせるべきではないでしょう。
甲斐甲斐しく親魚が子育てしている姿を目の当たりにすると選別するという選択肢が選べず、放流してしまう気持ちも、もちろんわかりますが、その行為が起こす重大な結果のほうが、よほど残酷だということを考えてください。

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**飼育者の声 [#kc780e34]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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(''名無しさん'' &new{2014-12-30 (火) 17:20:03};)
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RIGHT:このレビューが参考になった…&votex(投票[1]);
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#recorder(comment,0)