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デナリー社の水草リスト  

ドイツのアクアリウム関連企業デナリー社の水草リスト。
世界で初めて水草関連の機器を販売し、多くの水草をアクアリウム界に送り出した老舗。

現在も多くの新種発表や改良品種をしており、廃盤になったものや、日本に入ってこなくなったものも多い。
また最近のDNAを用いた検査によって品番や名前が変わったものもある。

このページで過去に販売されものも含めリストを作成する。

説明文以外の写真や各種データはデナリー社のものを記載している。
出典:http://dennerle.com/de/service/pflanzendatenbank

デナリー社のページ通りにオリジナルの品名順で掲載。日本語表記に関しては日本で流通している品種名を記載している。


マリモ  

日本でお馴染みマリモをデナリー社が逆輸入したもの。
日本産のマリモが流通しているため、デナリー社のものが日本で流通することはほとんど無い。

球状になった藻の一種。レイアウトに加えると可愛らしい雰囲気を作れる。弱い光でも問題なく飼育できるが、高温には弱いので注意が必要。また水流やエアレーションを当て続けると分解してしまうので落ち着いた水槽向け。

自然下では丸いコロニー状になることは稀で、販売されているものは人工的に丸められたもの。

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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)AEGAGROPILA LINNAEI
略名C51
高さ10cm
分類マリモ属
分布日本、東アジア、東ヨーロッパ
タイプモス
成長速度遅い
温度10~26
PH6~8.5
硬度(°d)10~30

アルテルナンテラ・レインキー・ブロンズ  

南アメリカ原産のレインキー。
新しい葉がブロンズのように赤茶けた色になり、その後オリーブ色に変化し、最終的に緑になる。
古くから水草として流通しており、挿し木でもランナーでも比較的育てやすい。ただし生育には強い光量が必要で、完全に水没させた状態での長期維持は難しい。どちらかというと水上葉向けで、水上葉で育てたものを株分けして水中にレイアウトすると良い。

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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ALTERNANTHERA REINECKII BRONZE
略名A05
高さ50cm
分類ツルノゲイトウ属
分布南アメリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~30

アルテルナンテラ・レインキー・ミニ  

水中で10cmと非常に小型に収まるレインキーの改良品種。
赤い葉や幹が緑一辺倒のレイアウトには良いアクセントになる。水上葉は他のレインキーと同じように見えるが、水中では小さい不思議な種。そのため小型水槽でも問題なく導入できる。しかし適正な成長には非常に強い光とCO2が必要で、成長速度が遅く根付きにくい難種。

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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ALTERNANTHERA REINECKII MINI
略名A03
高さ10cm
分類ツルノゲイトウ属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)10~20

アルテルナンテラ・レインキー・レッド  

南アメリカ原産のレインキー。
レインキーの中では最も鮮やかな赤になる種。葉の表面はオリーブ色で、下側が濃いレッドになる。最大で50cmと大型水槽でメインプランツとしても利用できる。ワンポイントに置いて、アクセントにしても、メインプランツにして赤系の水景を作るにも良い。
水中での長期飼育はあまり向いておらず、強い赤を出すには高光量とCO2が必須となる。また、赤の強い新芽を多く出したい場合は、レイアウト後2ヶ月位で成長が鈍化した時点で水上葉に差し替えるのが良い。

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写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ALTERNANTHERA REINECKII ROT
略名A04
高さ50cm
分類ツルノゲイトウ属
分布南アメリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)10~20

アルテルナンテラ・レインキー・レッドルビー  

レインキーの改良品種で、葉脈が赤く染まる種。その葉脈の色がルビー色になることから名付けられた。
成長はノーマルに比べると遅く、背の高さも多少低く収まる。そのため中型の水槽でも用いやすい。かなり特殊な印象を受ける水草で、第一印象は「作り物かな?」と勘違いするほど。自然な雰囲気の水槽というよりも、個性を出したい場合に向いてる。ノーマルと同じく高光量とCO2は必須で、良い色に保つには数ヶ月に一度は差し替えが必要。

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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ALTERNANTHERA REINECKII 'RED RUBY'
略名A18
高さ40cm
分類ツルノゲイトウ属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)2~21

アマニア・グラキリス  

セネガンビア原産のグラキリス。
長細い先の尖った5cm程度の葉をつける。葉の付き方は左右に展開する対生で、一本の茎に密生して葉をつける。鮮やかな赤を保つには高光量が一番効果的で、密生させるにはCO2を多めに添加するのがコツ。水上葉は全く異なった葉で丸みのあるグリーンの葉を持つ。綺麗な赤を保つほどよい環境を作ると成長が非常に早く、60cm程度の高さはあっという間に到達してしまうので、コマ目な差し戻しが必要になる。

品名(学名)AMMANNIA GRACILIS
略名A08
高さ60cm
分類ヒメミソハギ属
分布セネガンビア
タイプ有茎草
成長速度早い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)2~10

アマニア・プレテルミサ  

出自の不明な種。ルビー色の鮮やかな新葉を出す。葉も小さく非常に成長が遅く高さも出にくいため、前景にも使いやすい。
軟水と高光量、CO2の添加が成長に欠かせない。その増やしにくさからか、残念ながらあまり日本に輸入されることはない。

品名(学名)AMMANNIA PRAETERMISSA
略名A08
高さ15cm
分類ヒメミソハギ属
分布不明
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~8
硬度(°d)0~25

アヌビアス・バルテリー  

一般に流通しているアヌビアス・バルテリー・バー・バルテリーと同じもの。

品名(学名)ANUBIAS BARTERI
略名A19.0
高さ40cm
分類アヌビアス属
分布西アフリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・カラディフォリア  

デナリー社のアヌビアス・カラディフォリア?
様々なカラディフォリアが流通するが、本種が西アフリカの原種に近いタイプ。トロピカ社のものに比べると丸みを帯びていて、可愛らしい雰囲気を持っている。茎が長い状態で入荷することが多く、葉を上部に飛び出させるオープンアクアリウムに向いている。他のアヌビアスに比べると成長速度が早く、株分けをしやすい。

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写真提供:デナリー社[編集]
103_A19-1_Anubias_barteri_coffeefolia_klein_w.jpg
写真提供:デナリー社[編集]
103_A19-1_Anubias_barteri_coffeefolia_w.jpg
写真提供:デナリー社[編集]
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写真提供:デナリー社[編集]
品名(学名)ANUBIAS BARTERI COFFEEFOLIA
略名A19.1
高さ15cm
分類アヌビアス属
分布西アフリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ナナ  

説明不要の強健種。植えて良し、活着させて良し、小型から大型まで導入しやすいオールマイティー。アルカリ性の水質でも導入できるため、アフリカン・シクリッド水槽に合わせることもできる。

品名(学名)ANUBIAS BARTERI NANA
略名A21
高さ5~10cm
分類アヌビアス属
分布西アフリカ
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ナナ・ボンサイ  

アヌビアス・ナナの改良品種でデナリー社独自のもの。ボンサイの名前の由来は盆栽から。現行流通する中で最も小型のアヌビアス。小型水槽でも鬱蒼としたジャングルのような雰囲気を作ることができる。それはまさしく盆栽の世界観。

品名(学名)ANUBIAS BARTERI VAR. NANA 'BONSAI'
略名A21.3
高さ~5cm
分類アヌビアス属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ナナ・ゴールド?  

アヌビアス・ナナのゴールデンタイプ。葉の色が黄色に近い淡いグリーンになることから名付けられた。一般に流通しているゴールデンと同じもの。

品名(学名)ANUBIAS BARTERI VAR. NANA 'GOLD'
略名A21.6
高さ5~10cm
分類アヌビアス属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ハティスフォリア?  

大型で有名なハティスフォリア。先の尖った耳付きの葉を付ける。葉だけでも30cmを超える。一般に流通している種と同じ。

品名(学名)ANUBIAS HASTIFOLIA
略名A17
高さ100cm
分類アヌビアス属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アヌビアス・ヘテロフィラ  

他のアヌビアスに比べると淡いグリーンで、葉の厚みが薄く、全体的に柔らかい印象を受ける。
60cmと大型であるものの、葉柄が長く、それほど密生した雰囲気にもならない。独特の雰囲気を持っていて、傘のように成長する。小型のナナや、大型の種とはまた違った、アヌビアスのバリエーションとしては面白い。

品名(学名)ANUBIAS HETEROPHYLLA
略名A15
高さ60cm
分類アヌビアス属
分布改良品種
タイプ有茎草
成長速度遅い
温度22~28
PH5~9
硬度(°d)0~30

アポノゲトン・ボイビニアヌス  

透明感のある深緑の昆布のような葉を、最大で50cmと大きく広げる種。一般に流通しているアポノゲトン・ボイビニアヌスと同じもの。

品名(学名)APONOGETON BOIVINIANUS
略名A26
高さ60cm
分類レースソウ属
分布改良品種
タイプ塊茎
成長速度早い
温度22~28
PH6~8
硬度(°d)10~20

アポノゲトン・ヘンケリアヌス  

マダガスカル・レースプラントによく似た種で、本種のほうが葉が大型。レースプラント同様に定期的な休眠が必要で非常に飼育が難しい。特に本種の場合は強い光を当てるとコケやすく、水温も26度を超えると溶けてしまう。

品名(学名)APONOGETON HENKELIANUS
略名A51
高さ60cm
分類レースソウ属
分布マダガスカル
タイプ塊茎
成長速度早い
温度20~26
PH5~7.5
硬度(°d)10~20

アポノゲトン・ロンギプルムロスス  

わかめのように透明感のある長細い葉を漂わせるレース層の一種。
アポノゲトン・カプロニーによく似た特徴を持っている。後景に植えて水面に葉を漂わせるのが一般的。他のレース草に比べると難易度が低く、水中での長期維持も可能。中程度の光量と、少量のCO2を添加すれば問題なく飼育できる。
水流のある地域に棲息するため、わかめのようになびかせるのも向いている。ピンク色のサスマタ型の穂のような花を咲かせる。

品名(学名)APONOGETON LONGIPLUMULOSUS
略名A53
高さ60cm
分類レースソウ属
分布マダガスカル
タイプ塊茎
成長速度普通
温度20~28
PH5~8
硬度(°d)10~20

アポノゲトン・マダガスカリエンシス?  

わかめのように透明感のある長細い葉を漂わせるレース層の一種。
アポノゲトン・カプロニーによく似た特徴を持っている。後景に植えて水面に葉を漂わせるのが一般的。他のレース草に比べると難易度が低く、水中での長期維持も可能。中程度の光量と、少量のCO2を添加すれば問題なく飼育できる。
水流のある地域に棲息するため、わかめのようになびかせるのも向いている。ピンク色のサスマタ型の穂のような花を咲かせる。

品名(学名)APONOGETON MADAGASCARIENSIS
略名A41
高さ20~40cm
分類レースソウ属
分布マダガスカル
タイプ塊茎
成長速度普通
温度20~28
PH5~8
硬度(°d)10~20