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上部式フィルター(じょうぶしきふぃるたー)  

水槽の上部にろ過槽を設置して、ポンプで水を揚水してろ過するフィルター。


上部式フィルターのメリット  

ろ過層近くで水を撹拌するため酸素飽和度が高く、好気性バクテリアの繁殖には最適で、ろ材容量あたりの濾過能力が高い。

エアレーションとろ過を兼ねることができる。

ろ過槽へのアクセスが容易で、ウールマットの交換などメンテナンスが容易。

水を汚しやすい大型の肉食魚をベアタンクで飼育するには最適。


上部式フィルターのデメリット  

CO2が濾過槽で抜けてしため、CO2が必要な水草との相性は良くない。
上部にスペースを取るためライトの当たる範囲や光量が限られる。そのため高光量が必要な水草や、CO2添加必須の水草飼育には向かない。

揚水して水を撹拌したり、オーバーフローした水を水槽に戻す際に水温が発生する。
水中ポンプ式のものを利用したり、落水時に消音装置を取り付ければ、ほぼ無音で設置することもできる。


関連項目  

外掛式フィルター外部式フィルター投げ込み式フィルター