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サイフォン(さいふぉん)
サイフォン(siphon)ギリシャ語で管の意味。
管に水を充満させて、水にかかる重力の差によって水を移動させる原理。
身近な例では灯油ポンプ。
アクアリウム専用のものでは水作社のプロホースが有名。
サイフォンの仕組み
出発点の水面よりも上に水が移動するのは、到着点の管の水にかかる重力による。そのため管の中に水を充填する仕組みと、一定の高低差が必要になる。
サイフォンの問題点
一見便利に見えるサイフォンだが、多段水槽などの永続的な水の移動となると問題点も多い。
安易に導入すると水槽の水がなくなったり、溢れたりする原因になる。
水槽の水は様々な要因で空気が発生する。
水草による酸素、エアレーションの泡、酸素飽和度の高い水、生体が暴れるなど。
サイフォンはホースの中に充満した水の重力差で水を移動させるため、管の途中に空気が増えると水の移動は停止する。
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その他にもストレーナーに水草や生体が吸い込まれて詰まったり、管の内部がコケで詰まり流量が減少することもある。
対策として空気を抜くために水中ポンプで補助する方法。
管を二重にした二重サイフォンの採用。
水位センサーによる陽水の停止など、対策が必要となる。