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ウオジラミ症(うおじらみしょう)
寄生性橈脚類「ウオジラミ」に寄生されることで発症する症状。ウオジラミは別名チョウ病と呼ばれることからチョウ病とも呼ばれる。
原因
ウオジラミに寄生されて起こる。外部から持ち込まれることが多い。
症状
ウオジラミは白く2~3mm程度の虫で、蚊のように針を突き刺して血液を吸収して寄生する。
魚はウオジラミを剥がそうと底床や壁に体をこすりつけるようになる。
付加した仔虫はすぐに寄生を開始するため一旦発祥すると水槽内に蔓延しやすい。
治療方法
有機リン系殺虫剤であるトリクロルホンを使って薬浴する。
イカリムシの場合異なり、親虫になったウオジラミにも効果があるため、比較的早く駆除することができる。
週に1度程度水換えを行い、その度トリクロルホンを補充する。
魚にとって害は少ないものの有毒であることにはかわりないため、少ない量から段階的に濃度を上げて調整する。
なかなか駆除できないからといってメチレンブルーのように直接塗布することはできないので注意が必要。
殺虫剤であるため、エビやカニ、貝類には猛毒で致命傷になる。そのため罹患した個体は隔離して薬剤を使用する必要がある。
市販の治療薬にはマゾテン液-20%、リフィッシュ、トロピカル-N、トロピカルゴールド等がある。