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大磯砂(おおいそずな)  

小粒な海産砂利の総称。

アクアリウム用の底床として大磯海岸で採取された小粒の石が流通していたため大磯砂という名前で呼ばれるようになった。しかし、現在は採取が禁止されているため海外からの輸入が大多数を占めている。

水質への影響  

海由来のため中に貝殻が含まれていることが多く、炭酸カルシウムが水に溶けだし硬度の高い水質になりやすい。
そのためグッピーやアフリカン・シクリッドなどに向いている。

酸処理  

長年使用すると貝殻は完全に溶け出すため、アルカリ性に傾く性質も落ち着いてくる。多くの水草はアルカリ性を好まないため、酸系の薬品処理を行い、意図的に貝殻を溶解する処理が行われることもある。

底面濾過への適正  

通水性が良く、目詰まりもしにくいことから水槽の長期維持に向いており、底床をろ材として利用する底面濾過との相性が良い。
下処理を行い、適切に肥料を添加すれば水草の育成も可能だが、フルボ酸などの有機酸をもつソイルに比べ水草育成の難易度は高く、上級者向けと考えられている。


関連項目  

ソイル底床


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