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#author("2024-04-08T18:23:32+09:00;2020-06-09T16:27:28+09:00","","") &font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > クロコダイル・フィッシュ}; *クロコダイル・フィッシュ [#c558ffb8] 東南アジアのタイ、マレーシア、インドネシアなどに生息するトガリガシラの仲間。 枯れ木のような細長くダークブラウンの体色。 広げると体の1/3にもなる口。エサを狙ってじっと水面を睨む様子。その様からクロコダイルと名付けられた。 エサは基本的に活餌しか食べないが、そのワイルド感がマニア心をくすぐる。 別命トガリガシラ。英語では槍頭と呼ばれる。どちらも言い得て妙だ。 ブラックウォータで完全な止水域に生息とあって飼育難易度が高い。肉食で水を汚す速度が早いが、強力なろ過器で水流を作ると弱ってしまう。混泳も同程度の大きさなら問題ないが、飼う場合はしっかりと環境を整えてから迎えたい。 ---- **Photo [#uc2ec51c] #ref(801.jpg,zoom,,クロコダイル・フィッシュ) #br #style(class=seitai){{ &attachref(801.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){ファランさん。ノーマルタイプのクロコダイルフィッシュです。}; &attachref(image.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){ノーマルタイプのクロコダイルフィッシュ。&br;体長約18cm}; &attachref(0F49C496-DE0E-4653-BCEB-7C83B9CC688C.jpeg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){ブルースポットタイプの亜生体のクロコダイルフィッシュ。&br;体長約13cm}; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){}; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2); &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){}; #floatclear }} RIGHT:[[写真の編集方法]]。または[[画像掲示板>http://aqwiki.net/up/joyful.cgi]]にUPしてください。 RIGHT:※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。 ---- **データ [#k20a1c7d] |LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c |>|学名|Luciocephalus pulcher| |>|英名|Giant Pikehead、Crocodile Fish| |>|分類|スズキ(Perciformes)目、オスフロネムス(トガリガシラ)(Osphronemidae)科、トガリガシラ(Luciocephalus)属| |>|通称|クロコダイル・フィッシュ、トガリガシラ| |>|分布|マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島| |>|最大体長|20cm(水槽下では15cm程度)| |>|寿命|5〜8年以上| |>|餌|[[活餌]]。メダカやアカヒレなどの小型でスリムな活餌。慣れればクリルや赤虫も食べる。| |適性な水質|温度|20〜24℃| |~|PH|6.0〜7.5| |~|硬度|軟水| |>|飼育難易度|難しい| |>|繁殖難易度|難しい| |オスメスの見分け方|オス|見分けるのは困難| |~|メス|見分けるのは困難| |>|水槽内で好む高さ|中層| |>|混泳での注意点|大人しい性格だが、肉食なので小型な魚は食べられてしまう。エビやカニも好物なので混泳は無理。体の1/3が口なので念の為に1/2以上の大きさの魚との混泳が望ましい。| |>|気をつけたい病気|−| |>|推奨されるアクセサリなど|現地では草や木が茂った場所に生息しているので流木や水草があると体を滑り込ませる。飛び出し例が多いので蓋は絶対に必要だ。| |>|避けたほうがよいもの|−| |>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|4匹| ---- **特徴・飼育上の注意 [#oc0a5a72] 飼育の難しい種で、水質の変化に弱く弱酸性のブラックウォーターを維持したい。止水域に生息するため極端に水流を嫌うが、肉食で水質の悪化が早いことを考えると強力な濾過と頻繁な水換えが望ましい。特にエサについては活餌しか食べない個体も多い。 これらの事情から中級から上級者向けの魚と言えるだろう。 産卵については[[マウスブリーダー]]で遊泳できるまでオスが稚魚を飼育します。稚魚が遊泳するまでの期間は30日で、その間オスは一切エサを食べないので、しっかりと栄養を蓄えさせておく必要がある。稚魚は水槽の環境下では食べられてしまうこともあるので、隔離したほうが確実だろう。[[ブラインシュリンプ]]で問題なく飼育できるだろう。 水槽下では通常15cm程度と、20cmほどの十分に成熟した個体を維持することは難しく、産卵まで持っていくのは難しいだろう。 ---- **飼育者の声 [#x5b850fa] ■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。 #style(class=comment){{ 90cm のなんちゃって水草水槽でノーマルクロコダイルフィッシュ1匹とブルースポット4匹の単独飼育。餌は冷凍赤虫メインでたまにミナミヌマエビを与えている。赤虫は一度に与えず何回かに分け与えると総量的に充分行き渡る。 底に落ちた赤虫もしっかり食べているので恐らく食べ残しは殆どないと思う。 外掛けにピートを詰め常時回し、水換えは週に一度3分の1程度を温度合わしてカルキを抜いた水道水を気にせず換水しているが調子を崩す様子はない。 (''名無しさん'' &new{2019-03-03 (日) 14:00:19};) ---- RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][41]); }} #style(class=comment){{ 上記の環境で飼育していたところ、一番サイズの大きいブルースポットが卵を咥えていました。 口が不自然に膨らんでおり、餌も食べず、マウスブルーダータイプのワイルドベタの咥卵とよく似てる状況の為間違いないと思います。(''名無しさん'' &new{2019-04-01 (月) 08:59:55};) ---- RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][13]); }} #recorder(comment,0)
#author("2024-04-08T18:23:32+09:00;2020-06-09T16:27:28+09:00","","") &font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > クロコダイル・フィッシュ}; *クロコダイル・フィッシュ [#c558ffb8] 東南アジアのタイ、マレーシア、インドネシアなどに生息するトガリガシラの仲間。 枯れ木のような細長くダークブラウンの体色。 広げると体の1/3にもなる口。エサを狙ってじっと水面を睨む様子。その様からクロコダイルと名付けられた。 エサは基本的に活餌しか食べないが、そのワイルド感がマニア心をくすぐる。 別命トガリガシラ。英語では槍頭と呼ばれる。どちらも言い得て妙だ。 ブラックウォータで完全な止水域に生息とあって飼育難易度が高い。肉食で水を汚す速度が早いが、強力なろ過器で水流を作ると弱ってしまう。混泳も同程度の大きさなら問題ないが、飼う場合はしっかりと環境を整えてから迎えたい。 ---- **Photo [#uc2ec51c] #ref(801.jpg,zoom,,クロコダイル・フィッシュ) #br #style(class=seitai){{ &attachref(801.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){ファランさん。ノーマルタイプのクロコダイルフィッシュです。}; &attachref(image.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){ノーマルタイプのクロコダイルフィッシュ。&br;体長約18cm}; &attachref(0F49C496-DE0E-4653-BCEB-7C83B9CC688C.jpeg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){ブルースポットタイプの亜生体のクロコダイルフィッシュ。&br;体長約13cm}; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){}; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2)
; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){}; #floatclear }} RIGHT:[[写真の編集方法]]。または[[画像掲示板>http://aqwiki.net/up/joyful.cgi]]にUPしてください。 RIGHT:※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。 ---- **データ [#k20a1c7d] |LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c |>|学名|Luciocephalus pulcher| |>|英名|Giant Pikehead、Crocodile Fish| |>|分類|スズキ(Perciformes)目、オスフロネムス(トガリガシラ)(Osphronemidae)科、トガリガシラ(Luciocephalus)属| |>|通称|クロコダイル・フィッシュ、トガリガシラ| |>|分布|マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島| |>|最大体長|20cm(水槽下では15cm程度)| |>|寿命|5〜8年以上| |>|餌|[[活餌]]。メダカやアカヒレなどの小型でスリムな活餌。慣れればクリルや赤虫も食べる。| |適性な水質|温度|20〜24℃| |~|PH|6.0〜7.5| |~|硬度|軟水| |>|飼育難易度|難しい| |>|繁殖難易度|難しい| |オスメスの見分け方|オス|見分けるのは困難| |~|メス|見分けるのは困難| |>|水槽内で好む高さ|中層| |>|混泳での注意点|大人しい性格だが、肉食なので小型な魚は食べられてしまう。エビやカニも好物なので混泳は無理。体の1/3が口なので念の為に1/2以上の大きさの魚との混泳が望ましい。| |>|気をつけたい病気|−| |>|推奨されるアクセサリなど|現地では草や木が茂った場所に生息しているので流木や水草があると体を滑り込ませる。飛び出し例が多いので蓋は絶対に必要だ。| |>|避けたほうがよいもの|−| |>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|4匹| ---- **特徴・飼育上の注意 [#oc0a5a72] 飼育の難しい種で、水質の変化に弱く弱酸性のブラックウォーターを維持したい。止水域に生息するため極端に水流を嫌うが、肉食で水質の悪化が早いことを考えると強力な濾過と頻繁な水換えが望ましい。特にエサについては活餌しか食べない個体も多い。 これらの事情から中級から上級者向けの魚と言えるだろう。 産卵については[[マウスブリーダー]]で遊泳できるまでオスが稚魚を飼育します。稚魚が遊泳するまでの期間は30日で、その間オスは一切エサを食べないので、しっかりと栄養を蓄えさせておく必要がある。稚魚は水槽の環境下では食べられてしまうこともあるので、隔離したほうが確実だろう。[[ブラインシュリンプ]]で問題なく飼育できるだろう。 水槽下では通常15cm程度と、20cmほどの十分に成熟した個体を維持することは難しく、産卵まで持っていくのは難しいだろう。 ---- **飼育者の声 [#x5b850fa] ■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。 #style(class=comment){{ 90cm のなんちゃって水草水槽でノーマルクロコダイルフィッシュ1匹とブルースポット4匹の単独飼育。餌は冷凍赤虫メインでたまにミナミヌマエビを与えている。赤虫は一度に与えず何回かに分け与えると総量的に充分行き渡る。 底に落ちた赤虫もしっかり食べているので恐らく食べ残しは殆どないと思う。 外掛けにピートを詰め常時回し、水換えは週に一度3分の1程度を温度合わしてカルキを抜いた水道水を気にせず換水しているが調子を崩す様子はない。 (''名無しさん'' &new{2019-03-03 (日) 14:00:19};) ---- RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][41]); }} #style(class=comment){{ 上記の環境で飼育していたところ、一番サイズの大きいブルースポットが卵を咥えていました。 口が不自然に膨らんでおり、餌も食べず、マウスブルーダータイプのワイルドベタの咥卵とよく似てる状況の為間違いないと思います。(''名無しさん'' &new{2019-04-01 (月) 08:59:55};) ---- RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][13]); }} #recorder(comment,0)
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