#author("2020-03-29T22:45:09+09:00","","")
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&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > レッドテール・オスフロネームス・グラミー};

*レッドテール・オスフロネームス・グラミー [#tb76ac73]

マレーシア、インドネシア原産の大型のグラミー。
名前の通り各ヒレの縁が赤くなる特徴を持っている。胸ビレの根本と、尾柄に黒いスポットが入る。同種に有名な[[オスフロネームス・グラミー]]がいて、特徴はよく似ている。

アナバス系らしく長く伸びる触覚を持つ。幼魚の頃は三角形の体型で、細長い顔をしているが、成魚になるとおでこが膨らみ、下顎が発達する。また、幼魚の頃を銀色だが、成熟するにつれて黒みを帯びてくる。最終的には青黒い体色と赤い縁のヒレになる。

成長すると縄張りを主張するようになるが、十分な遊泳スペースを確保できれば問題ないことが多い。

成魚の姿は幼魚の見た目も特徴も異なる。同種の[[オスフロネームス・グラミー]]と同じように大型で長生きのため持て余す飼育者が多い。しっかりと生態を確認してから導入したい。

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**Photo [#kd1090c0]

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**データ [#h5be6c08]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Osphronemus laticlavius (Roberts, 1992)|
|>|英名|Giant red tail gourami|
|>|分類|スズキ目(Perciformes)、オスフロネムス(Osphronemidae)科、オスフロネムス(Osphronemus)属|
|>|通称|レッドテール・オスフロネームス・グラミー、レッドテール・オスフロネムス・グラミー、ジャイアント・レッドテール・グラミー|
|>|分布|マレーシア、インドネシア|
|>|最大体長|50cm|
|>|寿命|25年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]など。自然下では雑食性で植物や昆虫などを食べている。比較的餌付き安いものの個体差が大きく、特定の餌にしか興味を示さないことがある。草食性が強いタイプなので、植物質の多い人工飼料を与える。他には茹でたほうれん草、クリル、コオロギ、赤虫。|
|適性な水質|温度|20~30℃|
|~|PH|6.5~8.0|
|~|硬度|非常な軟水〜非常な硬水:5~25°d|
|>|飼育難易度|普通&br;環境さえ整えられれば長期飼育は容易|
|>|繁殖難易度|難しい&br;繁殖自体は可能だが非常に大きな水槽が必要となる。&br;オスが浮草などを利用して水面に産卵床を作る。テープなどで人工的に作られた場所でも産卵可能。産卵が開始されるとオスが産卵床へ卵を移動する。このときのオスは非常に攻撃的になるのでメスでも混泳は不可。&br;卵は24~36時間程度で孵化する。稚魚は3~5日でヨークサックを消費して自由遊泳するようになる。&br;2~3週間ほどはオスが稚魚を守る。&br;稚魚は大きなため細かく砕いた人工飼料で問題ない。|
|オスメスの見分け方|オス|メスに比べてカラフル|
|~|メス|オスに比べて地味|
|>|水槽内で好む高さ|上層|
|>|混泳での注意点|気性:攻撃的になることがある&br;基本的には大人しいが、狭い水槽で過密飼育するとテリトリーを主張して他種のヒレをボロボロにしたりすることがある。十分な遊泳スペースが確保できるならナマズやアロワナと混泳可能。|
|>|気をつけたい病気|-|
|>|推奨されるアクセサリなど|-|
|>|避けたほうがよいもの|-|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|-匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#s8bd3e53]

水質への適応範囲は広く、餌付きやすいため飼育は容易。
遊泳力が高く、好奇心旺盛で水槽内のレイアウトをいじることがある。オスは産卵床を作るために水草を引き抜くことがある。そのため水草水槽には向かない。
食欲旺盛で急速に大きくなるため水が汚れやすい。大きな水槽と大型のろ過器を準備したい。

成魚になるとテリトリーを主張するようになるため、過密飼育をすると攻撃的になる。しかし基本的には大人しいため、十分な遊泳スペースさえあれば混泳は可能。

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**飼育者の声 [#m497b093]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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