&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > プラチナ・スネークヘッド};

*プラチナ・スネークヘッド [#w63eba92]

中国やミャンマーからワイルドものが入荷するようになった謎多きスネークヘッド。
養殖だけでなくワイルドものも一定数入荷することから、現地にて一定数定着しているものと思われる。

突き出た力強いアゴに、ワニのようなゴツゴツとした鱗、真っ白な体色と、白龍を思わせる神々しい威容。野性味やカラフルさとはまた違った、スネークヘッドの魅力を持った種。
突き出た力強いアゴに、ワニのようなゴツゴツとした鱗、真っ白な体色と、白龍を思わせる神々しい威容。スネークヘッドの魅力である野性味や鮮やかな色彩とはまた違った、新たな魅力を再発見させられる。

諸説あるものの、鰭の条数や生態から[[カムルチー]]の白変種という説が最も濃厚。
そのため、このページでは[[カムルチー]]の情報を掲載する。

上鰓器官を持ち、水面に顔を出して呼吸することができる。多少の水質の悪化は物ともしない強健種。

最大で1m近くまで成長し、寿命も確認されているだけでも10年以上あるため、飼育をするにはそれ相応の設備と覚悟が必要となる。
また、肉食魚のため自然採取の個体は生き餌が必要になる。人工飼料に餌付かない個体もいるので生き餌を安定供給できるかも考慮する。

無加温での飼育が可能。自然下では5℃以下になると砂の中に潜って冬眠する。

自然環境を壊すほどではないものの、外来魚でありながら日本に定着しているため、要注意外来生物に登録されている。

良く似た種としてタイワンドジョウがいるが、タイワンドジョウは斑紋が細かいため判別が可能。

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**Photo [#i130ae69]

#ref(623.jpg,zoom,,プラチナ・スネークヘッド)

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**データ [#c7cb3bcf]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Channa argus Var.|
|>|英名|-|
|>|分類|スズキ(Perciformes)目、タイワンドジョウ(Channidae)科、タイワンドジョウ(Channa)属|
|>|通称|プラチナ・カムルチー、チャイニーズプラチナスネークヘッド|
|>|分布|中国、ミャンマー|
|>|最大体長|一般的には70~80cm、最大で100cm程度|
|>|寿命|10~20年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]など。肉食性のため自然採取したものは[[小赤]]や[[赤虫]]、カエルなど生き餌を好む。ただし小赤は慣れればクリルやコイ用の餌なども食べるようになる。自然下では甲殻類も食す。|
|適性な水質|温度|5~30℃|
|~|PH|弱酸性~中性|
|~|硬度|-|
|>|飼育難易度|難しい&br;初期の人工飼料になれさせるまでを乗り越えれば比較的容易。しかし最大で1メートル近くなることもあり、最低でも120cm水槽が必要になることから、環境を整えることが難しい。ただし低温にも耐えられるため、野外の池でも飼育が可能。|
|>|繁殖難易度|非常に難しい&br;自然下では5~8月に繁殖する。流れの穏やかな浅瀬を好み、水草などをかき分けて1メートル程度の円形の産卵床を作り、そこで産卵する。一度に数万個にもおよぶ卵を産む。卵の受精率は低く、半分以上は無精卵で黄色く変色する。ただし水深の深い池でも自生していることから必須の条件ではないようだ。&br;カムルチーはオスメス両方で稚魚を守り子育てをする。その間、稚魚は親の周りで群れを作り庇護を受ける。2年ほどで45cm程度になり性成熟する。&br;産卵床が1mにもなること、1m近くなる親魚をペアで管理することなどを考慮すると、水槽での繁殖は非常に困難。|
|オスメスの見分け方|オス|メスに比べると小さい|
|~|メス|オスに比べると大きい|
|>|水槽内で好む高さ|低層|
|>|混泳での注意点|気性:強い攻撃性あり&br;肉食性で何にでもかじりつくため口に入る大きさの生体は混泳不可|
|>|気をつけたい病気|[[白点病]]|
|>|推奨されるアクセサリなど|ピッタリとハマる蓋と十分な重し、丈夫なアクリル水槽|
|>|避けたほうがよいもの|水草、複雑なレイアウト|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|-匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#j097c087]

十分に成熟すると多少汚れた水質でも育成できる。
しかし幼魚の頃は水質の変化に弱く、水換えをサボるとあっけなく死んでしまうことが多い。

無加温でも飼育可能だが寒暖差の激しい季節には[[白点病]]にかかりやすいので注意が必要。薬への耐性が低いので約よくする際は規定量の1/3程度で様子を見ること。

大型の肉食魚とあって生き餌を飲み込む際の躍動感は激しいものがある。上層に逃げた魚に食らいつく際に飛び出すことがあるので、アクリル製の蓋に十分な重しをしてフタをすると良い。
その突進力は凄まじいため、厚みのあるアクリル水槽で飼育するのが望ましい。

餌食いが激しいため、不用意に手をいれると噛みつかれることがある。頭の良い魚で慣れてくると魚も心得ができて噛まなくなる。ただクリルなどを手に持って食いつかせようとすると、指ごと噛まれて流血といったことがある。

暴れぐせがあるため、水草は簡単に引き抜かれてしまう。水草水槽には向いていない。入れるとしても大きめの石を底床に入れる程度。ヒーターを攻撃してちぎってしまうこともあるので、可能ならヒーターなどはサンプに退避させたほうが良い。

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**飼育者の声 [#w87b1962]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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