#author("2020-04-27T17:23:08+09:00;2018-06-24T16:28:41+09:00","","")
&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > コリドラス・アドルフォイ};

*コリドラス・アドルフォイ [#fd48388e]

ブラジル、ネグロ川に生息するコリドラス。
生息域は上流域の支流で、フミン酸豊かなブラックウォーター。pHは4.0~6.0と、かなり酸性に偏っている。
そのため酸性の水質にすると状態よく飼育できる。(ブリードものはこの限りではない)

エラが銀色に光り、目と背中に入る黒いバンドが入る。
状態が上がると頭頂部がオレンジになり、白っぽい体色によく映える。地味な体色が多いコリドラスの中では模様もはっきりしていて派手な印象を受ける。

最大で6cmになるため存在感がある。繁殖も容易で昔から人気の高いコリドラス。
水質の適応範囲もおどろくほど高いため、コリドラスを初めて飼う人にもおすすめできる。

[[コリドラス・デュプリカレウス]]と特徴がよく似ているため、混同して販売されていることが多い。
一般的に背に入る黒いバンドが側線鱗の近くまであるのがコリドラス・デュプリカレウス、細いのがコリドラス・アドルフォイと言われている。
しかし、個体差も大きく見た目だけで完全な判別は不可能。

唯一判別可能なのはデュプリカレウスは胸ビレの後縁が鋸歯状になることだが、生きている個体を肉眼で判別することはほぼ不可能。

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**Photo [#yd90b116]

#ref(64.jpg,zoom,,コリドラス・アドルフォイ)

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**データ [#ze5f79b8]

|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Corydoras habrosus (Weitzman, 1960)|
|>|英名|Adolfo's Cory、Corydoras adolfoi|
|>|分類|ナマズ目、カリクティス科、コリドラス属|
|>|通称|コリドラス・アドルフォイ|
|>|分布|ブラジル:ネグロ川上流域の支流|
|>|最大体長|5~6cm|
|>|寿命|3〜5年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]。コリタブなど、沈下性の餌。赤虫、イトミミズなどをあげると喜んで食べる|
|適性な水質|温度|22〜26℃|
|~|PH|4.0~7.0|
|~|硬度|非常な軟水~硬水:2~25 °d|
|>|飼育難易度|やさしい|
|>|繁殖難易度|普通。&br;餌を多めに与え成熟したオス3匹にメス2匹程度のペアを作ります。酸性の水のほうが相性がいいようです。オスがメスに寄り添うように泳ぎながら、いわゆるTポジションを取ります。水槽の表面などに20~30個程度の黄色い卵を産みます。アドルフォイの卵は大きめです。積極的に食べようとはしませんが、より安全を期すなら卵は隔離したほうがいいようです。&br;さらに生存率を上げるには、極微量のメチレンブルーを入れてカビの繁殖を抑えます。さらに無精卵は白く濁ってカビてくるので見つけたらすぐに捨てるようにする。&br;稚魚も卵からわかるように大きめで、孵化から5日くらいでブラインシュリンプを食べるようになり、1ヵ月で親と同じ餌で飼育できるようになります。稚魚のサイズが大きいため、餌に困ることはなく、生存率も高い。&br;成熟まで6ヵ月程で、産卵が可能になります。|
|オスメスの見分け方|オス|シャープでスリムな体型、体長が短い|
|~|メス|上から見ると腹部がふっくらとしている、オスより長い|
|>|水槽内で好む高さ|底層|
|>|混泳での注意点|アドルフォイから攻撃を仕掛けることはない。5匹程度の群れで飼うと調子が上がる|
|>|気をつけたい病気|[[カラムナリス病]]、[[エロモナス病]]|
|>|推奨されるアクセサリなど|[[底床>飼育用品/底床]]を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の[[底床>飼育用品/底床]]が望ましい。|
|>|避けたほうがよいもの|角のある[[底床>飼育用品/底床]]、硬度を上げる[[サンゴ砂]]|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|18匹|

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**特徴・飼育上の注意 [#ubb94782]

最大で6cmと大きくなるコリドラス。性格はおとなしく、慣れてしまえば驚くほど水質への適応範囲は広い。コリドラスの入門種としておすすめできる。
本種は腹に空気を取り込んで消費することもできるため、酸素の少ない水槽だと水面へ呼吸をしに来る。そのままでも特に問題はない。

水質の適応範囲は広いが、ナマズの仲間とあって、塩や薬品にはとても敏感なので、薬浴の際には規定量よりも少なくして様子をみよう。

元気に泳ぎまわるところを見たいなら同種のみの単独飼育で、5匹程度のまとまった数で飼育しよう。


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**飼育者の声 [#rbad9a5e]

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

#style(class=comment){{
''入門種 ???''
価格が入門種であって飼育はコリの中でも比較的気を使う種です。細菌性の肌荒れにかかりやすい。アエネウスの特徴かも知れません。(''名無しさん'' &new{2017-02-19 (日) 06:11:55};)
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RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][5]);
}}
#style(class=comment){{
''写真は・・・''
上記画像はCo.アドルフィでなくCo.デュプリカレウス

【 アエネウス = アエネウス系 】

''ご指摘ありがとうございます。注意書きを追加しました。管理人''

(''名無しさん'' &new{2017-02-19 (日) 06:27:15};)
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RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][1]);
}}
#style(class=comment){{
ブリードで小指の第一関節くらいの大きさを購入したけど
飼育は結構難しいと思うよ。(''名無しさん'' &new{2018-06-24 (日) 16:28:39};)
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RIGHT:このレビューが参考になった…&votex([投票][5]);
}}
#recorder(comment,0)