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繊毛虫症(せんもうちゅうしょう)  

原生動物繊毛虫類「キロドネラ」「トリコディナ」に感染することで発症する。

体全体が白いモヤに包まれることから、白雲病もしくはキドロネラ症とも呼ばれる。
尾に寄生する線虫類「尾虫(鮒糸状虫)」の場合は特に尾虫症と呼ぶこともある。


原因  

キロドネラやトリコディナは水中に常在しており、通常であれば発症しない。過密飼育や水質の悪化で魚が弱っている場合に発症する。


症状  

食欲がなくなり、泳ぎが緩慢になる。重症になると出血なども見られる。水カビ病や白点病なども二次発症する。そうなると助からないことが多い。


治療方法  

魚が弱った原因となる水質や環境の改善を行う。
罹患した個体を隔離して0.5%食塩水で60分間浴する。
重症の場合はメチレンブルーも併用する。


関連リンク  

白雲病尾虫症キドロネラ症


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