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ランプロローグス・シグナータス
アフリカ・タンガニーカ湖原産の小型で細身のシクリッド。
タンガニーカ湖は推定2000万年前から存在し、世界で2番目に古くから存在する古代湖として知られる。古くから閉鎖された環境のため、独自の進化を遂げた種が多く存在する。
ハゼのような風貌で、クリーム色の体色に茶色の縞模様が入る。
背ビレにも同じような縞模様が入るのが特徴。よく似た種にランプロローグス・メレアグリスがいるが、本種のほうが細身なので見分けがつく。
Photo
データ
学名 | Lamprologus signatus (Poll, 1952)、もしくはNeolamprologus signatus | |
英名 | - | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、ランプロローグス(Lamprologus)属 | |
通称 | ネオランプロローグス・シグナータス | |
分布 | アフリカ・タンガニーカ湖 | |
最大体長 | 5.5cm | |
寿命 | - | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。何でも食べる。 | |
適性な水質 | 温度 | 23~27℃ |
PH | 7.5~9.0 | |
硬度 | 軟水~非常な硬水:6~25°d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | やさしい 繁殖はシクリッドの中でもかなり容易なタイプ。 シェルブリーダーで住み家にしている巻き貝に卵を産み付ける。 メスから誘うタイプで、巻き貝を砂に埋めて入り口を小さくし、顔を出してオスを誘う。成功すればオスが近づきメスが産んだ卵に受精する。卵と稚魚の世話はメスが行い、巻き貝の入り口を塞き止めたり、巻き貝の上に乗って近寄るものを攻撃する。この時のメスは攻撃的になるので、ある程度のスペースが必要。 孵化までの時間は不明だが、恐らく2週間程度で稚魚が自由遊泳を始めと思われる。 稚魚は危険を感じると群れを作って巻き貝の中に隠れる。 ネオランプロローグス・ブリチャージに見られるような、同種間で共同で稚魚を育てるタイプで、同種のみの水槽であれば成魚に捕食されることない。餌はブラインシュリンプで問題ない。 | |
オスメスの見分け方 | オス | オスのほうがヒレが伸びて大きくなる。 |
メス | メスは一回り小さい。 | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しいbr;多くの魚と混泳することができます。同種のオスを複数飼育する場合は広めのスペースが必用。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 巻き貝(ネオタウマやエスカルゴ)の殻、椰子の実シェルター、サンゴ砂などアルカリ性に傾けるもの、岩組など高度を上げるもの | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 20匹 |
特徴・飼育上の注意
タンガニーカ湖の魚なので弱アルカリ性で硬度の高い水を好む。
巻き貝を住み家にするため、巻き貝状のものか、椰子の実のシェルター等を用意する。巻き貝はギリギリ入れる程度の大きさのものを好む。
シクリッドの中では大人しい種なので、多くの魚と混泳できる。
稚魚を増やしたい場合は同種のみでの飼育推奨。
ハーレムを作るタイプなのでオス1、メス3程度のグループが良い。オスを複数入れる場合は喧嘩をするため広めのスペースが必要。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています