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ラスボラ・ヘンゲリー  

インドネシア・スマトラ島、ボルネオ島に生息するコイの仲間。

ラスボラ・エスペイに良く似た種で、透明感のある体をしており、幼魚のうちはレモンイエローになる。エスペイは成長すると全体的に赤みが差すが、本種はバチ模様を中心に色が濃くなり、名前の通りグローライトのようなオレンジ色になる。

トリゴノスティグマ属の他の種に比べると体高が低く、一回り小さい印象を受ける。

丈夫で飼育しやすく、大人しいため混泳魚を選ばず、まとまった数で飼育すれば群泳する。色も水草水槽でよく映えるため、水草水槽のタンクメイトとして最適。


Photo  

ラスボラ・ヘンゲリー
 
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データ  

学名Trigonostigma hengeli (Meinken, 1956)
英名Glowlight Rasbora、Hengel's Rasbora、Porkchop Rasbora
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、トリゴノスティグマ(Trigonostigma)属
通称グローライト・ラスボラ、トリゴノスティグマ・ヘンゲリー
分布インドネシア・スマトラ島、ボルネオ島
最大体長4cm
寿命4~6年
人工飼料冷凍飼料活餌など。なんでもよく食べる。
適性な水質温度23~28℃
PH5.5~8.0
硬度非常な軟水~中程度の硬水:1~12 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度難しい
繁殖は難しいながらも可能で、コイ科にしては珍しく幅広い葉の下などにまとめて卵を産み付けるタイプ。
頻繁に産むタイプではなく、薄暗い環境や弱酸性の水質を作ってやる必要がある。十分に餌を与えたペアを、夕方にアヌビアスなど幅の広い水草と一緒に別水槽に隔離する。すると朝方にメスは卵を葉の下に産み付ける。隔離して3日程度しても繁殖しない場合は元の水槽に戻す。
産んだ卵を食べてしまうため、産卵後すぐに親魚はメイン水槽に戻す。卵は3日ほどで孵り、2日ほどで泳ぎ出す。
はじめからブラインシュリンプを食べられるので飼育は容易です。
オスメスの見分け方オスオスのほうがカラフルで、スリムな体型をしています。
メス
水槽内で好む高さ上層~中層
混泳での注意点気性:大人しい
捕食さえされなければ、大人しいため大抵の種と混泳可能。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど驚いた時など飛び出すことがあるので水槽の蓋
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*141匹

特徴・飼育上の注意  

熱帯魚を飼育できる環境なら大抵の環境に適応できる強健な体を持つ。

気の弱いところがあるので、追い回されると水草の陰に隠れて出てこなくなることもある。そのため同程度の大きさか、コリドラスなど遊泳スペースの異なる種と合わせるのがお勧め。

ふとした時にジャンプすることがあるので水槽の蓋はあったほうが安心です。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています