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ラスボラ・ヘテロモルファ  

インドネシア、スマトラ島に生息するコイの仲間。

黒い模様が三味線のバチの形に見えることから「バチウオ」という別命も持つ。名前の由来まで古めかしいことから長い歴史が垣間見える。「バチってなに?」という方も多いのではないでしょうか?

ラスボラ・エスペイと比べると体高が高く、三角形が二等辺三角形に近い綺麗な形をしているので見分けることが可能。
弱酸性の水で飼い込むと体色が鮮やかなオレンジからレッドへ変わり、水草水槽によく映える。

生息域でそうであったように、まとまった数での飼育が好ましく、群泳させると前に出てくる。混泳も基本的に問題なく、丈夫で飼育しやすいので入門種として最適。
もしも飼育数が少なくて追い回しなどが見られたらまとまった数を入れると協調性を持つようになる。


Photo  

ラスボラ・ヘテロモルファ
 
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データ  

学名Trigonostigma heteromorpha
英名Harlequin rasbora、Rasbora heteromorpa
分類コイ(Cypriniformes)目、コイ(Cyprinidae)科、トリゴノスティグマ(Trigonostigma)属
通称ラスボラ・ヘテロモルファ、バチウオ、ハーレクイーン・ラスボラ、トリゴノスティグマ・ヘテロモルファ
分布インドネシア、スマトラ島
最大体長4cm
寿命3〜5年
人工飼料冷凍飼料活餌選ばずなんでもよく食べます。
適性な水質温度22〜26℃
PH5.8〜7.5
硬度軟水:6-10 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度難しい。水槽で普通に飼育しているだけでは繁殖はしない。PHをマジックリーフ?やソイルなどで下げて、軟水にすることがトリガーになる。また群れで生息する種なので、ある程度まとまった数で飼育する必要がある。アマゾンソードなど葉の広い水草に卵を産み付ける。卵や稚魚は食べられてしまうので、見つけたらすぐに隔離しよう。飼育はブラインシュリンプで問題なく成長する。水質をコントロールする技術を持ち、細目な観察が必要なことからある程度のスキルと時間が必要になる。
オスメスの見分け方オス繁殖期にはヒレと体が赤く染まる
メス繁殖期には腹がふっくらとする
水槽内で好む高さ中層
混泳での注意点同種同士では多少追い回しがあるが水草で隠れ家を作れば問題ない。臆病な性質があるのである程度まとまった数で飼うと状態よく育つ。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*141匹

特徴・飼育上の注意  

導入時の水合わせさえ失敗しなければ飼育は簡単です。弱酸性の水で飼育すれば問題なく飼育できます。
安価で大量に仕入れる関係から状態の悪いものも販売されている可能性が大きい。ショップで買う場合は1週間以上飼育されて落ち着いたものを選ぶといいだろう。ヒレが閉じていたり、傷がついていたり、痩せてヒョロヒョロとしたものは避けたほうが良い。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています