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ペンギン・テトラ  

アマゾン川流域のアラグアイア川などに生息する小型カラシン。
水中植物が豊富な湿地帯に生息している。

体の片側だけが黒く色付くため、ペンギン・テトラと呼ばれる。またその模様からホッケースティックと呼ばれることもある。

頭を少し上に向けて漂うように泳ぐ。落ち着いた体色で、慌ただしく泳ぎまわったりしないため、シックな大人の雰囲気を持つ水槽に向いている。
小型でまとまった数で飼うと群泳も可能で、10匹程度のまとまった数で飼育するとよい。
餌も選ばず、丈夫で飼いやすいため、古くから人気の種。初心者向きの種といえる。


Photo  

ペンギン・テトラ
 
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データ  

学名Thayeria boehlkei(weitzman, 1957)
英名Penguin Tetra、Blackline penguinfish、Hockey Stick Tetra
分類カラシン(Characiformes)目 、エリスリヌス科(エリュトリヌス科)(Erythrinidae)、タエリア(Thayeria)属
通称ペンギン・テトラ、ペンギンテトラ、ホッケースティック・テトラ
分布アマゾン川流域・ペルー・ブラジル
最大体長7〜8cm
寿命3〜5年
人工飼料冷凍飼料活餌口が小さいので細かな浮遊性の餌が好ましい
適性な水質温度23〜27℃
PH6.0〜8.0
硬度非常な軟水〜硬水:5〜19 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度難しい。小型カラシンによくあるように、産卵までは比較的容易。
軟水に傾けるとトリガーになる。水草などの密生した場所に産卵する。多い時には3000もの卵を産み付ける。しかし卵や稚魚が非常に小さいため、餌を継続して与えるのが困難。そのまま水草を隠れ家にするため、稚魚のピックアップも難しい。
そのため、まとまった数の稚魚を育てるのは困難。成功させるにはインフゾリア?等、餌となるバクテリアが適度に発生するような、自然に近い環境が最適。
もしも人工的に育てる場合には卵を別水槽に移してインフゾリア?を与えると良い。稚魚は水質の悪化に弱いため、こま目な換水が必要になる。
オスメスの見分け方オスほとんど性差はない。メスに比べるとスマート
メスオスに比べると腹部が膨らんでる
水槽内で好む高さ中層~上層
混泳での注意点同種での混泳が最適。10匹程度のまとまった数で混泳させよう。中途半端な数になったり、テリトリーを主張するだけのスペースがあると小競り合いをする。一度攻撃モードに入ると、ヒレがぼろぼろになるまで攻撃することがあるので、
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど隠れ家を作るための水草など
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*120匹

特徴・飼育上の注意  

水質への適応度は非常に高い。水質の急変にさえ気をつければ酸性、アルカリ性問わず、ほとんどの環境で飼育できる。
現在ショップに入荷するほとんどは東南アジアのブリードものなので飼育はさらに容易。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています