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ハーフオレンジ・レインボー  

インドネシア原産の大型レンボーフィッシュ。

ぷっくりと体高の高い体型に、尖った顔を持つ、変わった体型の持ち主。

オスは名前の通り腹から尾にかけて半分だけ鮮やかなオレンジに近いイエローになる。
調子が上がると顔側は落ち着いたトーンのパープルになる。
メスはスリムで背側の半分がレモンイエローになる。

養殖ものは稚魚の頃あまり色が出ず、ショップでも素通りされることが多いが、じっくり飼い込めば非常に美しい色彩を楽しめる。
現在流通しているものはヨーロッパ、または東南アジアブリードのもので、残念ながら現地では絶滅危惧種に認定されており、ワイルドものの入荷は無い。


Photo  

ハーフオレンジ・レインボー
 

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データ  

学名Melanotaenia boesemani (G. R. Allen & N. J. Cross, 1980)
英名Boesemani Rainbow fish、Boeseman's Rainbowfish、Bicolor Rainbowfish
分類トウゴロウイワシ(Atheriniformes)目、メラノタエニア(レインボーフィッシュ)(Melanotaeniidae)科、メラノタエニア(レインボーフィッシュ)(Melanotaenia)属
通称メラノタエニア・ボエセマニー
分布インドネシア・西イリアンジャヤ、アヤマル湖地域
最大体長12.7cm
寿命4~5年
人工飼料冷凍飼料活餌など。なんでも食べるが口が小さいため細かな餌が向いている。ブラインシュリンプが好物。
適性な水質温度27~30℃
PH6.5~7.5
硬度軟水~硬水:9~19°d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度普通
繁殖が可能。
モスなどを産卵床に用意すれば、ばら撒くように産卵する。多少硬度が高めで弱アルカリ性の水にするとトリガーになる。また多少温度を上げるもの効果があるようだ。
1度産卵を開始すると少ない数の卵を数週間に渡って生みつつ付けるタイプ。卵は食べられてしまうので、見つけたら適宜回収しよう。
7~12日ほどで孵化して、ヨークサックを使い切ると泳ぎ出すのでインフゾリアを与える。その後稚魚の大きさを見ながらブラインシュリンプを与えよう。
オスメスの見分け方オス腹から尾にかけて半分だけ鮮やかなオレンジに近いイエローになる
メススリムで背側の半分がレモンイエローになる
水槽内で好む高さ中層
混泳での注意点気性:大人しい
大抵の種と混泳可能。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど飛び出すことがあるので水槽の蓋が必要。
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*112匹

特徴・飼育上の注意  

大人しい種で群れを作る性質があるので6~8匹程度のまとまった数で飼育すると良い。
オス同士はフィンスプレッティングをするが、相手を威嚇する程度なので問題は無い。

レインボーフィッシュらしくなく、非常に遊泳力があるので飛び出すことがある。そのため水槽の蓋をしっかりとしよう。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

丈夫すぎて困ってるw(名無しさん 2015-04-11 (土) 14:41:45


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気性が荒かったw
90センチ水槽にて、セネガルス、セイルフィンプレコ、コリドラスステルバイ等と混泳させていたが、他の魚を追い回していた。
体長は12センチ、体高は5センチ程に育った。(名無しさん 2017-10-02 (月) 21:21:46


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産卵はバラマキ表現ではなく、細かい葉の水草に粘着産卵です。1度に100前後産卵し、孵化率は高い。が、稚魚育成は難しく10~20残る程度で、しかも大きさにバラつきが出る。頭の良い魚です。最近は色抜けハーフオレンジばかりで・・・。良い個体は国内で維持したい種です。(DomesticOKA 2018-05-01 (火) 02:53:10


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています