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ハリガネムシ症(はりがねむししょう)
ハリガネムシに寄生されることによって発症する。コイの鱗の下に潜む。
原因
外部から持ち込まれることが多い。
症状
ウロコが浮き上がり、うっ血する。死に至るような重篤な症状は起きず、気が付かないことも多い。
治療方法
鱗を剥がさないと見えないため物理的に取ることは困難。また親虫に対して有効な薬はない。しかしイカリムシの仔虫はミジンコ等に寄生するため、ミジンコなどの虫を殺虫する作用のあるトリクロルホンが有効。
魚にとって害は少ないものの有毒であることにはかわりないため、少ない量から段階的に濃度を上げて調整する。
なかなか駆除できないからといってメチレンブルーのように直接塗布することはできないので注意が必要。
殺虫剤であるため、エビやカニ、貝類には猛毒で致命傷になる。そのため罹患した個体は隔離して薬剤を使用する必要がある。
市販の治療薬にはマゾテン液-20%、リフィッシュ、トロピカル-N、トロピカルゴールド等がある。