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ショートノーズ・クラウン・テトラ  

南アフリカのタンガニーカ湖に生息する大型のテトラ。
タンガニーカ湖は推定2000万年前から存在し、世界で2番目に古くから存在する古代湖として知られる。古くから閉鎖された環境のため、独自の進化を遂げた種が多く存在する。

英名の6バンドという名前にある通り、体側にブラックのバンドが6本入る。幼魚のうちはイエロー系の体色をしており、各ヒレがレッドで警戒色のような特徴的な色彩を持つ。大きなスマトラみたいな魚だと感じる方も多いかもしれない。
ショップでは稚魚が展示されているため可愛らしく特徴的な色彩に目を引かれるが、成熟すると40cmを超えて、色彩もほとんどが黒一色へ変化する。体高も出て攻撃性も増すため大型水槽を専有する可能性もある。
以上の特徴から、最終的な飼育環境を想像してから導入するようにしたい。

残念なことに多くのアクアリストが持て余して終生飼育できないのが現状だ。


Photo  

ショートノーズ・クラウン・テトラ
 

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写真提供:吉田観賞魚販売 バキっとしたシマシマが素敵
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データ  

学名Distichodus sexfasciatus (Boulenger, 1897)
英名Six-banded distichodush
分類カラシン(Characiformes)目 、ディスティコドゥス(Distichodontidae)科、 ディスティコダス(Distichodus)属
通称ショートノーズ・クラウン
分布カメルーン、コンゴ、タンザニアなど、タンガニーカ湖
最大体長40cm(野生下では75cmという記録がある)
寿命9~12年
人工飼料冷凍飼料活餌など。雑食性で何でもよく食べる。赤虫やミミズ、エビ、えんどう豆、クロレラなど、動物性のものと植物性のものを組み合わせると良い。
適性な水質温度22~26℃
PH6.0~7.5
硬度中程度の硬水〜硬水:10~20°d
飼育難易度普通
大型になることを配慮すれば問題なく飼育できる
繁殖難易度(不明。水槽での繁殖はデータがなく不明)
オスメスの見分け方オス
メス
水槽内で好む高さ中層~上層
混泳での注意点攻撃的になることがある:成熟すると攻撃性が出てくる。口に入る魚は食べてしまうので、泳ぎの得意な中型魚以上との混泳なら可能。個体によっては攻撃性が強いことがあるので注意が必要。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*1-匹

特徴・飼育上の注意  

タンガニーカ湖原産だが特にアルカリ性にこだわる必要もなく中性付近で飼育できる。
問題は幼魚の頃からは想像がしにくい成長後の姿だ。しっかりと覚悟を持って導入したい。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています