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コームテール・パラダイスフィッシュ  

スリランカに生息する中型の魚。
グラミーと同じオスフロネムス科ということでラビリンス器官を持っており水面から空気を吸入することができる。

状態が良いとレッドが強く出て、特徴である背ビレと尻ビレがひらひらとたなびく。
メスは地味な印象でヒレもそれほど長くならない。

産卵も可能なようだがその強い縄張り意識から倦厭するショップも多くあまりメジャーな種ではない。
独特で面白い産卵風景を見たい方にお薦めだ。


Photo  

コームテール・パラダイスフィッシュ
 
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データ  

学名Belontia signata (GÜNTHER, 1861)
英名Ceylonese combtail
分類スズキ(Perciformes)目、オスフロネムス(Osphronemidae)科、ベロンティア(Belontia)属
通称コームテール・パラダイスフィッシュ、ベロンティア・シグナータ、ベロンティア・シグナタ
分布スリランカ:マハウェリ川、ケラニ川、カル川流域
最大体長18cm
寿命5〜8年
人工飼料冷凍飼料活餌。現地では昆虫や幼虫、植物性のプランクトンなどを食べている。エサは人工飼料にも慣れるので心配ない。赤虫が好物なので餌付きが悪ければあげてもいいだろう。
適性な水質温度22〜26℃
PH6.0〜7.5
硬度軟水
飼育難易度やさしい
繁殖難易度難しい
オスが水草の裏に泡巣を作って、底にメスが産卵する。最大で500個ほどの卵を産む。受精が済むとオスが口で卵を移動させて、新たな巣のような場所へ移動させる。
自然の環境下ではオスメス揃って卵をパトロールするが水槽という限られた空間ではオスがメスを威嚇し、場合によっては死に至らしめるほど攻撃することがある。
この時の飼育には注意をはらう必要があるだろう。
2〜3日ほどで孵化する。稚魚は大きくすぐにブラインシュリンプを食べられるが、人工飼料を細かく砕いたものでも問題なく飼育できる。
オスメスの見分け方オス特徴的な背ビレと尻ビレが長く鮮やか
メスヒレが短く赤みも控えめ
水槽内で好む高さ上層、中層
混泳での注意点臆病な性質でテリトリーに入るものには好戦的になる。原則単独で、繁殖を狙うならペアでの飼育が望ましい。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど現地での生息に近づけるため隠れ家や産卵床用に水面まで達する水草。ブリクサ?ササバモがいいだろう。
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*12匹

特徴・飼育上の注意  

水質にはそれほどうるさくないようだ。
大きな川で水面まで達する水草に隠れて生息しているため、テリトリーを荒らされることを嫌う。混泳はあまりおすすめできない。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています