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ゲオファーガス・ブラジリエンシス  

名前の通り鱗の一枚一枚が真珠のように美しく反射する人気のシクリッド。
幼魚のうちから入る胸辺りの大きな黒いスポット模様と、目を横方向に走る黒いラインが特徴。個体によっては体側を縦方向に走る黒いラインが入る。幼魚は白い体色をしていますが、成熟すると全体的に黒みを帯びてきて、パールの輝きが見事に映える。

オスはかなり体高が出て存在感が出る。また本種はおでこの部分にコブができて大きくなります。

メスはそれほど体高が出ず、全体的に大人しめの体色ですが、パールの輝きはあるので見劣りせず綺麗です。

本種もカラーパターンが複数あることで知られており、流れの早い地域に生息しているものはスリムな体型をしている。シクリッドにしては大人しく、産卵時だけ注意すれば大抵の種と混泳可能。


Photo  

ゲオファーガス・ブラジリエンシス
 
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データ  

学名Geophagus brasiliensis (Quoy & Gaimard, 1824)
英名Pearl cichlid
分類スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、ゲオファーガス(Geophagus)属
通称パールシクリッド
分布ブラジル南東部、ウルグアイ
最大体長20cm
寿命10~15年
人工飼料冷凍飼料活餌など。草食性が強いので植物質の餌を中心に与える。
適性な水質温度18~28℃
PH6.0~8.0
硬度非常な軟水~中程度の硬水:1~13°d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通
繁殖が可能で、十分な餌と、大量の水換えで温度を下げるとトリガーになる。
成熟したオスとメスのペアは互いにフィンスプレッティングを始め、互いの周りをクルクルと泳ぎ出す。互いに準備が可能だとメスが産卵床を作る。
平たい石や流木、または砂で作った窪地に産卵します。するとオスが寄ってきて受精をさせます。このメスが産んで、オスが受精させるという行動を何回も繰り返し、一度に200程度の卵を産み付けます。数時間に及ぶ産卵が終わると、メスは卵の側で、オスはその周辺を警戒して卵を守りる。
この時は非常に気が荒いので、他種がいる場合は十分なスペースが必要。
マウスブルーダーで、72時間ほどで卵が孵り、孵ったものから順番にメスの口の中に入って保護される。2週間程度はメスの口に入ったり外に出たりを繰り返します。この間、メスは餌を食べずに世話をする。
稚魚は親の食べている人工飼料を乳鉢などで細かく砕いたものを食べられるので、飼育は容易です。初期はインフゾリアやブラインシュリンプを与えてもいいかもしれません。
成長した稚魚は段々と親の手を離れ自由遊泳するようになりますが、小型であることにはかわりなく、混泳魚等がいた場合は格好の餌になるため、増やしたい場合はメスごと別水槽に移動するのがお勧め。
オスメスの見分け方オス体高が出てコブが出る
メス大人しめの体色
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:攻撃的になることがある
シクリッドにしては大人しく大抵の種と混泳可能。産卵時だけは注意。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*14匹

特徴・飼育上の注意  

砂を食むアースイーターで、砂に含まれる植物や微生物を食べる。そのため長期飼育するには底床は細かな砂にする必要がある。粒の大きな砂や角のある砂はエラにダメージを与える可能性があるため避ける。

落ち葉等は食べてしまうことが多いので使用は注意する。食性はかなり草食よりで、人工飼料を与える際も、スピルリナ等を多く含んだ植物性の高い餌を与える。
1日じゅう底を漁っている性質からも、一度に大量の餌を与えるより、1日に4回程度、少量ずつ餌を与えるようにしたい。
また、人工飼料だけでなく、野菜や果物、赤虫やイトミミズなどをたまに混ぜると状態よく飼育できる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています