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クィーンアラベスク  

インペリアル・ゼブラ・プレコと近縁とあって姿形はよく似ている。比べると黒の部分が多いのが特徴だろうか。
渓谷のような場所に生息していたので水流を好む。流木と合わせて環境を再現するといいだろう。

飼育に関してはほぼ同じで、しっかりとトリートメントされた個体を購入すれば問題ない。
最近では方法さえ知っていれば繁殖ができるため、ブリードされたものが多く出回っている。

他のプレコと違い肉食性のエサが好きなようだ。
コケ取りとして導入することもあるが、きれいにできるのは大きな器具や水槽の表面くらいだろう。


Photo  

クィーンアラベスク
 
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データ  

学名Ancistrus sp.
英名
分類ナマズ目、ロリカリア科、ヒパンキストルス(Hypancistrus)属
通称クィーンアラベスク、L-260、クィーンアラベスク・タイガープレコ、クィーンアラベスク・ペコルティア
分布南米:タバジョス川流域
最大体長10cm
寿命7〜10年
人工飼料、他のプレコと違い肉食系のエサを好む。冷凍アカムシが好物
適性な水質温度23〜26℃
PH6.0〜7.6
硬度軟水
飼育難易度普通
繁殖難易度難しい。
他のプレコ同様に産卵筒を使うとよい。時期になるとオスが産卵筒を守りはじめ、それに誘われてメスが卵を産みます。オスは受精させたあとその場に残り卵を守ります。卵は少なく一度で10個ほどです。ここまで来たら成功したも同然。
稚魚の飼育も簡単でプラケなどに移した卵は2日ほどで孵化する。
孵化して2日ほどでヨークサックで成長する。その後は細かく砕いた親魚用のエサを上げれば1カ月ほどで親そっくりの形に成長する。もちろんブラインシュリンプなどを与えてもよい。
発見当時は非常に高額で取引がされたようである。
しかし乱獲が問題で数が激減するとブラジル政府は輸出禁止措置を取った。
今ではブリードものが主流で現在は価格も落ち着いてきている。
オスメスの見分け方オス一回り大きく腹の下にトゲがある
メスオスに比べると小さい
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点おとなしい性格で水槽や底をせっせと磨く。あまり他の魚のテリトリーとぶつかることもないので多くの魚と混泳が可能。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど水流を好むようなので水流を作る水中ポンプろ過器?など
避けたほうがよいもの酸性が苦手なので酸性に傾くようなソイルは避けたほうが良い
60cm水槽での適正な飼育数*15匹

特徴・飼育上の注意  

ショップで目の落ち込んでないふっくらとした落ち着いた個体を選ぶようにしたい。人工飼料を食べている個体かどうかも重要になるので店頭では聞いてから購入したい。
水質に関しては中性が好みのようだ。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています