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オレンジフィン・ビッグスポット・タイガー・プレコ  

南米のガイアナ、ベネズエラ、コロンビアなどの河川に生息する中型プレコ。
岩場の影などに隠れて生息しており、臆病なところがある。

オレンジエッジ・ペコルティアは黒地に白い水玉だが、この種大きさも大きく、白地に黒い水玉模様になる。
その名の通りヒレの縁がオレンジに染まる。

他のプレコ同様水槽の表面のコケなども食べるが雑食でもある。しっかりと人工飼料に慣れさせることが飼育のポイントだろう。
欧米では人気が高く、飼育例も多い。ブリードも行われているようだが日本では繁殖例は聞かない。

近縁にタイガー・プレコオレンジエッジ・ペコルティアがいるが飼育方法は同じで構わないようだ。
しかし大きさが全然違うので、他のぺコルティア属と同じか疑問も残るところだ。
寿命も15年と他のものより長い。


Photo  

オレンジフィン・ビッグスポット・タイガー・プレコ
 
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データ  

学名Peckoltia sabaji (Armbruster,2003)、Ancistomus sabaji、Hemiancistrus sabaji
英名Para Pleco、L075, L124, L301, LDA002,
分類ナマズ(Siluriformes)目、ロリカリア(Loricariidae)科、ペコルティア(Peckoltia)属
通称オレンジフィン・ビッグスポット・タイガー・プレコ、オレンジフィン・ビックスポットプレコ
分布南米:ガイアナのルプヌニ川・エセキボ川、ベネズエラのリオ川、コロンビア
最大体長25cm
寿命15年
人工飼料活餌雑食性が強くイトミミズなども食べる。植物性のエサが好ましい。コケも食べるが水草を食害することもあるので人工飼料をあげよう。
適性な水質温度24~26℃
PH6.0~7.6
硬度非常な軟水~硬水:2~20°d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度難しい(下記参照)
オスメスの見分け方オス一般的にプレコはオスが大きくなりヒゲも立派なものが生えます。飼育が盛んな欧米でのデータによるとオスはヒレのオレンジが強い傾向があるらしい。
メス一般的にプレコはメスが小さく腹部がふっくらとします
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点大人しいので多くの魚と混泳できる。小柄なため小型カラシンなどとも混泳出来る。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど隠れ家となる土管や流木
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*16匹

特徴・飼育上の注意  

プレコの中では25cmと中型に位置し、水質の変化に強い。多少の水流とエアレーションを好む。
他のプレコと同じように飼いやすく水質の変化にも強いようだ。同じペコルティア属にタイガー・プレコがいるが飼育方法は同じでいいようだ。
産卵は大型のプレコと同じように難しいようだ。

(以下は産卵の簡単なプレコの例)
産卵筒を使うとよい。時期になるとオスが産卵筒を守りはじめ、それに誘われてメスが卵を産みます。メスに覆いかぶさるようにオスは産卵を促します。オスは受精させたあともその場に残り卵を守ります。卵は一度で30個ほどです。ここまで来たら成功したも同然。
自然の環境ではこのまま稚魚が生まれますが、水槽内では混泳しているストレスで卵を食べてしまうことがあるので増やしたいなら別水槽やプラケなどに移しましょう。
稚魚の飼育も簡単でプラケなどに移した卵は2日ほどで孵化する。
孵化して2日ほどヨークサックで成長する。小型なため大型のプレこのように親のエサは食べない場合が多い。その後はインフゾリア?ブラインシュリンプなどを与えよう。
また植物性のものということでよくふやかしたマジックリーフ?クロレラ?を併用するとさらに生存率があがる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています