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アンブレラリーフ  

モモタマナの葉を乾燥させたもの。
モモタマナの葉を水中に沈めることで、有効成分を抽出する。有効成分の溶け出した水は黒く色が付くことから、ブラックウォーターと呼ばれる。ブラックウォーターは水質を弱酸性の軟水にする効果がある。
落ち葉の堆積した小川や池に生息する生体は、ブラックウォーターの環境に適応したものが多い。pHが異なると、繁殖する細菌も異なるため、生体のバリア機能が有効に働かず、調子を壊すことがある。そのような生体の調子を整える役割を持つ。
また、弱酸性の状態は中性付近の水よりも雑菌が繁殖しにくいことを利用して、稚魚の孵化にも利用される。

生体の色揚げにも効果があると言われている。

また、乾季と雨季のある環境に生息する生体の場合、ブラックウォーターの状態から、急激に新しい水に変えることで季節をシミュレートすることができる。新しい水から、ブラックウォーターも可能。そのことを利用して産卵を誘発する際にも利用される。

ブラックウォーターに含まれる、有効成分は主にタンニンやフミン酸(腐植物質)など。他にも数十種類のアミノ酸などの成分があると言われている。

フミン酸には微量ながら硫黄などの有毒物質が含まれるので、濃度が高すぎると健康被害につながるので注意が必要。
また、長期間水中に入れておくと腐敗の原因にもなるので、有効成分を抽出したら水槽の外に出す必要がある。

別名マジックリーフ?とも呼ばれる。


関連リンク  

マジックリーフ?


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