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アグア・プレコ  

ペルー・アマゾン川原産の大型プレコ。
幅広い川に分布しているが、プレコの生息地としては流れの穏やかな川に生息している。

本種の特徴は何と言ってもロリカリア科のなかで最大になるサイズだろう。
自然下で100cm、水槽内でも60cm以上になることが確認されており、最低でも120cm規格以上のサイズが必要になる。

幼魚のうちは黒い体色に白いスポットがはいるが、成長とともになくなっていき、全身が真っ黒になる。
成熟すると尾ビレが伸びて、フィラメントだけで10cm以上になる。


Photo  

アグア・プレコ
 
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データ  

学名Acanthicus adonis (Isbrücker & Nijssen, 1988)
英名Polka Dot Lyre Tail Pleco
分類ナマズ(Siluriformes)目、ロリカリア(Loricariidae)科、アンキストルス(Acanthicus)属
通称アドニス・プレコ
分布ペルー・アマゾン川
最大体長60cm(野生種は100cm)
寿命
人工飼料冷凍飼料活餌。肉食性の強いプレコで、赤虫やイトミミズを好む。
適性な水質温度20~30℃
PH6.0~7.8
硬度軟水~硬水:9~19°d
飼育難易度普通
繁殖難易度水槽内での繁殖は例がなく詳細不明。資料によると洞窟内に卵を産み、オスが卵を守るようだ。飼育者の加筆を求む。
オスメスの見分け方オス
メス
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:攻撃的になることがある
底を這うようなタイプやヒレの長い魚のヒレを齧ることがある。中層を泳ぐ泳ぎの得意な中型魚以上の魚なら混泳できる。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど岩組、掃除をしやすい砂状の底床、エアレーション
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*1-匹

特徴・飼育上の注意  

そのサイズから、かなりの大食漢で、人工飼料等を1日に何度かに分けて与える必要がある。
餌が足りないと、腹の部分が痩せて、目が引っ込んで見えるので、購入時そのような個体は避けよう。雑食性のため、コリタブに加えてイトミミズや冷凍した魚を解凍したものなどを与えると良い。

水槽内では十分な餌と遊泳スペースが確保できないため、100cmという大型に成長させるのは困難。
特別手のかかるタイプでは無いものの、成長には時間がかかることもあり、水質の維持や餌の安定的な供給、メンテナンス等、多くの手間がかかるため、本種を大型に成長させることは困難。

本種は水面で呼吸をすることができないので、強いエアレーションが必須。岩と木でレイアウト。底床掃除を入念に行う。また掃除のしにくいソイルは向かない。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています