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&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > レモンフィン・プレコ}; *レモンフィン・プレコ [#x054bff3] ベネズエラのオリノコ川とベントゥアリ川の合流域に生息する小型のプレコ。 原生地は自然豊かな水域で茶色く濁った流れの早い岩場に生息している。 学名のデマントイドは宝石のデマントイドガーネットから名付けられており、ガーネットらしい鮮やかなグリーンの個体も存在する。 採取される地域によって色が異なり、上流域の個体ほどグリーンが強く、下流域ほどイエローが強く出るそう。 日本での流通名のレモンフィンは下流域のイエローが強い個体のもの。海外ではグリーンのものをグリーンファントムプレコという名前で流通することもある。 目の周りから背びれの終わりまでイエローのスポット模様が星のように入る。 稚魚は真っ黒で、成熟するにつれてイエローになる。スポット模様も成長に合わせて増えてくる。 体型はプレコにしては体高が低く、平べったく扁平。 胸ビレと尻ビレは水平に広く張り出し、背びれはプレコらしく長く伸長する。 その体型を生かして強い水流もものともせず岩や流木に吸い付いて移動する。 餌食いが悪く、購入時にやせ細ったものは多くの場合そのまま死んでしまう。 目のくぼんだり、痩せている個体は購入を控える。 全く同じ場所に生息しているHemiancistrus subviridisもグリーンファントムプレコという名前で流通する。 本種のグリーンの強いタイプと非常によく似ており、単独で見分けるのは困難。 二匹を比べると本種のほうが背びれが長く、先頭の一番長い部分が尖っている。また、脂ビレの際まで第1背びれが伸びている。 ---- **Photo [#u24b1e50] #ref(769.jpg,zoom,,レモンフィン・プレコ) #br #style(class=seitai){{ &attachref(769.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){[[吉田観賞魚販売:http://yoshidaff.blog35.fc2.com/]] 金のシャチホコ!}; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){}; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){}; #floatclear }} RIGHT:[[写真の編集方法]]。または[[画像掲示板>http://aqwiki.net/up/joyful.cgi]]にUPしてください。 RIGHT:※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。 ---- **データ [#hee7283b] |LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c |>|学名|Baryancistrus demantoides (Werneke, Sabaj Pérez, Lujan & Armbruster, 2005)| |>|英名|L200、Green Phantom Pleco| |>|分類|ナマズ(Siluriformes)目、ロリカリア(Loricariidae)科、デマントイド(demantoide)属| |>|通称|グリーンファントムテトラ、レモンフィン・ペコルティア| |>|分布|ベネズエラ・アマゾナス州のオリノコ川とベントゥアリ川の合流点| |>|最大体長|15cm| |>|寿命|~12年| |>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]など。餌食いが悪く、痩せて死んでしまう個体が多いことから、多くのアクアリストが餌の問題に頭を悩ませていた。胃の内容物から現生地では岩や流木についた[[バイオフィルム]]を主に食べている。その他には水生昆虫の幼虫も発見された。水槽内で適したバイオフィルムを与えることは困難なため、人工飼料に餌付かせることが重要になる。植物性のプレコタブレットや生の野菜、野菜を煮込んで作ったゼラチン状の餌など、様々な餌を試すと良い。| |適性な水質|温度|26~30℃| |~|PH|5.5~7.5| |~|硬度|軟水〜硬水:6~16°d| |>|飼育難易度|難しい&br;餌食いが悪く、人工飼料に餌付かせるのが難しい。一度調子を落とすとそのまま餓死して死んでしまうことが多い。一旦人工飼料に餌付かせることができれば、かなりハードルは下がる。| |>|繁殖難易度|難しい&br;かなり大きな水槽でペアで飼育した際に成功した例がある。土管などの中に産み付けるケーブスポウナーで、オスは受精後には無関心。メスは20~30の黄色い卵を産み付け、稚魚がヨークサックを消費して自由遊泳しだすまで守るとのこと。3~4日で孵化し、10日前後で餌を食べるようになる。十分に酸素の多い水で、十分な栄養を与えて成熟した個体でないと繁殖は難しい。| |オスメスの見分け方|オス|頭が広く、胸ビレも大きく伸びる| |~|メス|-| |>|水槽内で好む高さ|低層| |>|混泳での注意点|気性:攻撃的になることがある&br;幼魚のときは大人しいが、成熟すると他の個体を追い回すようになる。小さな水槽に同種を複数混泳させるとかじりつくなど攻撃的なめんがある。遊泳場所がかぶらない泳ぎの得意な大型魚となら問題なく混泳が可能。| |>|気をつけたい病気|-| |>|推奨されるアクセサリなど|隠れ家になるような大型の流木、エアレーション、土管などの産卵床| |>|避けたほうがよいもの|草食性が強いため水草は食害される| |>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|1匹| ---- **特徴・飼育上の注意 [#yb5ba38d] 清涼で残有酸素量の多い水質を好む。ある程度水流もあったほうが良い。 大型の流木や岩組レイアウトと相性が良い。 とにかく餌食いが問題。購入時にショップで食べている餌を聞いて、同じものを与えると安全。 入荷したてで特定の餌を食べない場合や、目のくぼんだ状態のものは多くの場合そのまま死んでしまうので購入は控える。 ---- **飼育者の声 [#x7f8357b] ■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。 #recorder(comment,0)
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&font(87%){現在位置 : [[トップページ]] > [[生体図鑑]] > [[熱帯魚図鑑]] > [[淡水魚図鑑]] > レモンフィン・プレコ}; *レモンフィン・プレコ [#x054bff3] ベネズエラのオリノコ川とベントゥアリ川の合流域に生息する小型のプレコ。 原生地は自然豊かな水域で茶色く濁った流れの早い岩場に生息している。 学名のデマントイドは宝石のデマントイドガーネットから名付けられており、ガーネットらしい鮮やかなグリーンの個体も存在する。 採取される地域によって色が異なり、上流域の個体ほどグリーンが強く、下流域ほどイエローが強く出るそう。 日本での流通名のレモンフィンは下流域のイエローが強い個体のもの。海外ではグリーンのものをグリーンファントムプレコという名前で流通することもある。 目の周りから背びれの終わりまでイエローのスポット模様が星のように入る。 稚魚は真っ黒で、成熟するにつれてイエローになる。スポット模様も成長に合わせて増えてくる。 体型はプレコにしては体高が低く、平べったく扁平。 胸ビレと尻ビレは水平に広く張り出し、背びれはプレコらしく長く伸長する。 その体型を生かして強い水流もものともせず岩や流木に吸い付いて移動する。 餌食いが悪く、購入時にやせ細ったものは多くの場合そのまま死んでしまう。 目のくぼんだり、痩せている個体は購入を控える。 全く同じ場所に生息しているHemiancistrus subviridisもグリーンファントムプレコという名前で流通する。 本種のグリーンの強いタイプと非常によく似ており、単独で見分けるのは困難。 二匹を比べると本種のほうが背びれが長く、先頭の一番長い部分が尖っている。また、脂ビレの際まで第1背びれが伸びている。 ---- **Photo [#u24b1e50] #ref(769.jpg,zoom,,レモンフィン・プレコ) #br #style(class=seitai){{ &attachref(769.jpg,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){[[吉田観賞魚販売:http://yoshidaff.blog35.fc2.com/]] 金のシャチホコ!}; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){}; &attachref(,zoom,240x240){画像をここにアップロード};&br;写真提供:&areaedit(preview:2){}; #floatclear }} RIGHT:[[写真の編集方法]]。または[[画像掲示板>http://aqwiki.net/up/joyful.cgi]]にUPしてください。 RIGHT:※Webページに掲載された画像の転載などの著作権違反行為は禁止しています。 ---- **データ [#hee7283b] |LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c |>|学名|Baryancistrus demantoides (Werneke, Sabaj Pérez, Lujan & Armbruster, 2005)| |>|英名|L200、Green Phantom Pleco| |>|分類|ナマズ(Siluriformes)目、ロリカリア(Loricariidae)科、デマントイド(demantoide)属| |>|通称|グリーンファントムテトラ、レモンフィン・ペコルティア| |>|分布|ベネズエラ・アマゾナス州のオリノコ川とベントゥアリ川の合流点| |>|最大体長|15cm| |>|寿命|~12年| |>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]など。餌食いが悪く、痩せて死んでしまう個体が多いことから、多くのアクアリストが餌の問題に頭を悩ませていた。胃の内容物から現生地では岩や流木についた[[バイオフィルム]]を主に食べている。その他には水生昆虫の幼虫も発見された。水槽内で適したバイオフィルムを与えることは困難なため、人工飼料に餌付かせることが重要になる。植物性のプレコタブレットや生の野菜、野菜を煮込んで作ったゼラチン状の餌など、様々な餌を試すと良い。| |適性な水質|温度|26~30℃| |~|PH|5.5~7.5| |~|硬度|軟水〜硬水:6~16°d| |>|飼育難易度|難しい&br;餌食いが悪く、人工飼料に餌付かせるのが難しい。一度調子を落とすとそのまま餓死して死んでしまうことが多い。一旦人工飼料に餌付かせることができれば、かなりハードルは下がる。| |>|繁殖難易度|難しい&br;かなり大きな水槽でペアで飼育した際に成功した例がある。土管などの中に産み付けるケーブスポウナーで、オスは受精後には無関心。メスは20~30の黄色い卵を産み付け、稚魚がヨークサックを消費して自由遊泳しだすまで守るとのこと。3~4日で孵化し、10日前後で餌を食べるようになる。十分に酸素の多い水で、十分な栄養を与えて成熟した個体でないと繁殖は難しい。| |オスメスの見分け方|オス|頭が広く、胸ビレも大きく伸びる| |~|メス|-| |>|水槽内で好む高さ|低層| |>|混泳での注意点|気性:攻撃的になることがある&br;幼魚のときは大人しいが、成熟すると他の個体を追い回すようになる。小さな水槽に同種を複数混泳させるとかじりつくなど攻撃的なめんがある。遊泳場所がかぶらない泳ぎの得意な大型魚となら問題なく混泳が可能。| |>|気をつけたい病気|-| |>|推奨されるアクセサリなど|隠れ家になるような大型の流木、エアレーション、土管などの産卵床| |>|避けたほうがよいもの|草食性が強いため水草は食害される| |>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|1匹| ---- **特徴・飼育上の注意 [#yb5ba38d] 清涼で残有酸素量の多い水質を好む。ある程度水流もあったほうが良い。 大型の流木や岩組レイアウトと相性が良い。 とにかく餌食いが問題。購入時にショップで食べている餌を聞いて、同じものを与えると安全。 入荷したてで特定の餌を食べない場合や、目のくぼんだ状態のものは多くの場合そのまま死んでしまうので購入は控える。 ---- **飼育者の声 [#x7f8357b] ■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。 #recorder(comment,0)
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