#author("2024-08-16T23:46:53+09:00;2017-07-06T20:18:22+09:00","","")
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*オスカー [#w389f5a3]
不動の人気を誇る大型シクリッドの花型。
黒い体色に燃えるような赤い模様、厳しく幅のある重厚感あふれるフォルム、強い肉食性と攻撃性。
その野趣あふれる魅力に取りつかれた愛好家も多い。
生命力が強く、南米の広範囲で生息している。現在流通しているものは、ほとんどが東南アジアブリードのもので、原種のオスカーよりも改良品種のほうが多く流通している。
その凶暴性はシクリッドの中でもトップクラスで、基本的には単独飼育推奨。
口に入るサイズや同じシクリッド系との混泳は不可。どうしても混泳したい場合は、同じくオスカーを複数匹入れてテリトリーを主張できないほど過密にするか、プレコやポリプテレスなど遊泳スペースや形態の異なる種に限る。
混泳が上手く行っていたとしても、その凶暴性にいつ火が付くかわからず、混泳は綱渡り状態。
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**Photo [#p84ddc93]
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**データ [#afc3c3a6]
|LEFT:130|LEFT:70|LEFT:BGCOLOR(#FFFFFF):|c
|>|学名|Astronotus ocellatus (Agassiz, 1831)|
|>|英名|Oscar|
|>|分類|スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、アストロノタス(Astronotus)属|
|>|通称|アストロノータス、アストロノータス・オケラータス|
|>|分布|コロンビア、ベネズエラ、ボリビア、エクアドル、ペルー、ブラジル、フランス領ギアナ、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン|
|>|最大体長|35cm(野生種は40cm)|
|>|寿命|6~12年|
|>|餌|[[人工飼料]]、[[冷凍飼料]]、[[活餌]]選ばずなんでもよく食べます。|
|適性な水質|温度|20~24℃|
|~|PH|6.5~8.0|
|~|硬度|非常な軟水~非常な硬水:5~25°d|
|>|飼育難易度|普通|
|>|繁殖難易度|やさしい&br;オープンスポウナーで開かれた場所にある岩や流木に卵を産み付ける。ベアタンクでは水底のガラス面に植え付ける。&br;産みつけたばかりの卵は白色をしていて、時間が経つと黄色に変わる。1度に200~400程度の卵を産み付ける。&br;稚魚はブラインシュリンプを与えれば問題なく飼育できる。&br;残念なことに大量の稚魚を飼育できる環境は極限られている。飼育できない場合は責任をもって処理しよう。思い入れがあると言っても、間違っても放流等はしてはならない。&br;残念なことに世界中でアクアリストによって放流された個体が、その強い生命力で住み着き、在来種を脅かす例が後を絶たない。|
|オスメスの見分け方|オス|オスのほうが多少大きく、色も強く出るが個体差も大きく判別は困難。|
|~|メス|-|
|>|水槽内で好む高さ|中層|
|>|混泳での注意点|気性:強い攻撃性あり&br;口にはいるサイズや同じシクリッド系との混泳は不可。どうしても混泳したい場合は、同じくオスカーを複数匹入れてテリトリーを主張できないほど過密にする。プレコやポリプテレスなど形態の異なる種を入れる。といった組み合わせが考えられます。しかしその凶暴性にいつ火が付くかわからず、混泳は綱渡り状態です。|
|>|気をつけたい病気|-|
|>|推奨されるアクセサリなど|-|
|>|避けたほうがよいもの|-|
|>|60cm水槽での適正な飼育数((単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています))|1匹|
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**特徴・飼育上の注意 [#j240235d]
餌はなんでもよく食べる。肉食シクリッド用の人工飼料だけで問題なく飼育できる。
野生では小さなナマズ、コオロギ、ミミズ、エビなどを食べているので、クリルや赤虫等を与えるのも良い。高タンパクの牛肉や、病原菌の多い小赤などは不可。
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**飼育者の声 [#df11cb2c]
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
#style(class=comment){{
''所感''
模様に関して。
赤黒の好みのバランスや模様の具合があると思いますが、幼魚を選ぶ際の注意と言うかコツ。
赤い模様の比率や太さは成長と共にかなり割合が増えるので、幼魚の時に好みの模様の物を買うと成長した時にかなり違ってくる。
個人的な経験則によると模様のある辺りに虎柄があるような幼魚は、成長すると模様のある辺りが殆ど赤くなり「黒地に赤い模様のある魚」というより「黒地に赤い部分のある魚」という具合になる。
虎柄のようなメリハリのある模様の成魚を望むなら、赤いか細い点のような線が入っている個体を選ぶと良いです。
飼育に関して
注意するのは大食漢だが非常に強い魚なのでかなり水質が悪化してもピンピンしている為、水替えをサボりがちにならないように注意する事と、混泳のトラブル程度だと思います。
60cmワイド水槽でセルフィンプレコと飼っていましたが、週に1回8割程度カルキ抜きせずに注水で問題無かったです。
カルキ抜きは塩素が生体の組織と反応して悪影響が出ないようにする為に行うものですが、オスカーや大型淡水フグのような水を汚す魚の場合、水中の有機物と反応してすぐに無害になってしまうので必要ありません。
勿論した方が良いか悪いかで言えばした方が良いですが。('''' &new{2016-10-15 (土) 13:06:12};)
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