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コリドラス・アドルフォイ  

ブラジル、ネグロ川に生息するコリドラス。
生息域は上流域の支流で、フミン酸豊かなブラックウォーター。pHは4.0~6.0と、かなり酸性に偏っている。
そのため酸性の水質にすると状態よく飼育できる。(ブリードものはこの限りではない)

エラが銀色に光り、目と背中に入る黒いバンドが入る。
状態が上がると頭頂部がオレンジになり、白っぽい体色によく映える。地味な体色が多いコリドラスの中では模様もはっきりしていて派手な印象を受ける。

最大で6cmになるため存在感がある。繁殖も容易で昔から人気の高いコリドラス。
水質の適応範囲もおどろくほど高いため、コリドラスを初めて飼う人にもおすすめできる。

コリドラス・デュプリカレウスと特徴がよく似ているため、混同して販売されていることが多い。
一般的に背に入る黒いバンドが側線鱗の近くまであるのがコリドラス・デュプリカレウス、細いのがコリドラス・アドルフォイと言われている。
しかし、個体差も大きく見た目だけで完全な判別は不可能。

唯一判別可能なのはデュプリカレウスは胸ビレの後縁が鋸歯状になることだが、生きている個体を肉眼で判別することはほぼ不可能。


Photo  

コリドラス・アドルフォイ
 

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写真提供:吉田観賞魚販売 くっきりはっきりの模様がおしゃれ![編集]

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データ  

学名Corydoras habrosus (Weitzman, 1960)
英名Adolfo's Cory、Corydoras adolfoi
分類ナマズ目、カリクティス科、コリドラス属
通称コリドラス・アドルフォイ
分布ブラジル:ネグロ川上流域の支流
最大体長5~6cm
寿命3〜5年
人工飼料冷凍飼料活餌。コリタブなど、沈下性の餌。赤虫、イトミミズなどをあげると喜んで食べる
適性な水質温度22〜26℃
PH4.0~7.0
硬度非常な軟水~硬水:2~25 °d
飼育難易度やさしい
繁殖難易度普通。
餌を多めに与え成熟したオス3匹にメス2匹程度のペアを作ります。酸性の水のほうが相性がいいようです。オスがメスに寄り添うように泳ぎながら、いわゆるTポジションを取ります。水槽の表面などに20~30個程度の黄色い卵を産みます。アドルフォイの卵は大きめです。積極的に食べようとはしませんが、より安全を期すなら卵は隔離したほうがいいようです。
さらに生存率を上げるには、極微量のメチレンブルーを入れてカビの繁殖を抑えます。さらに無精卵は白く濁ってカビてくるので見つけたらすぐに捨てるようにする。
稚魚も卵からわかるように大きめで、孵化から5日くらいでブラインシュリンプを食べるようになり、1ヵ月で親と同じ餌で飼育できるようになります。稚魚のサイズが大きいため、餌に困ることはなく、生存率も高い。
成熟まで6ヵ月程で、産卵が可能になります。
オスメスの見分け方オスシャープでスリムな体型、体長が短い
メス上から見ると腹部がふっくらとしている、オスより長い
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点アドルフォイから攻撃を仕掛けることはない。5匹程度の群れで飼うと調子が上がる
気をつけたい病気カラムナリス病エロモナス病
推奨されるアクセサリなど底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。
避けたほうがよいもの角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂?
60cm水槽での適正な飼育数*118匹

特徴・飼育上の注意  

最大で6cmと大きくなるコリドラス。性格はおとなしく、慣れてしまえば驚くほど水質への適応範囲は広い。コリドラスの入門種としておすすめできる。
本種は腹に空気を取り込んで消費することもできるため、酸素の少ない水槽だと水面へ呼吸をしに来る。そのままでも特に問題はない。

水質の適応範囲は広いが、ナマズの仲間とあって、塩や薬品にはとても敏感なので、薬浴の際には規定量よりも少なくして様子をみよう。

元気に泳ぎまわるところを見たいなら同種のみの単独飼育で、5匹程度のまとまった数で飼育しよう。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

入門種 ???
価格が入門種であって飼育はコリの中でも比較的気を使う種です。細菌性の肌荒れにかかりやすい。アエネウスの特徴かも知れません。(名無しさん 2017-02-19 (日) 06:11:55


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写真は・・・
上記画像はCo.アドルフィでなくCo.デュプリカレウス

【 アエネウス = アエネウス系 】

ご指摘ありがとうございます。注意書きを追加しました。管理人

名無しさん 2017-02-19 (日) 06:27:15


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています