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コリドラス・コンコロール  

オリノコ川水系原産のショートノーズタイプのコリドラス。
ショートノーズにしては大きく6cmになる。

コリドラスによくある赤茶色の体色をしているが、飼い込むとグレーからブルーへ綺麗なグラデーションを見せてくれる。ハイフィンタイプも流通する。

ショートノーズなので飼いやすく繁殖も容易。

なんでもよく食べるがイトミミズや赤虫をあげた時の喜ぶさまは見ていて楽しい。なんといっても可愛らしい仕草と、とぼけているような顔に癒される。底床の掃除屋としての一面もあるが、実は大食漢で専用の餌をあげるのが望ましい。


Photo  

コリドラス・コンコロール
 

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写真提供:吉田観賞魚販売 コンコロコロリン。
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データ  

学名Corydoras concolor(Weitzman,1961)
英名Slate Cory
分類ナマズ目、カリクティス科、コリドラス属
通称コリドラス・コンコロール
分布オリノコ川水系
最大体長6cm
寿命3〜5年
人工飼料冷凍飼料活餌。沈下性のキャットやコリタブが向いている。イトミミズ赤虫も好物。何でもよく食べる。
適性な水質温度22〜26℃
PH6.0〜8.0
硬度軟水
飼育難易度やさしい
繁殖難易度やさしい。ある程度まとまった数のペアがを飼育すれば、水槽表面や水草に付いた卵を見ることができる。
Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。
稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。
泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプをあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。
一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。
オスメスの見分け方オスシャープでスリムな体型
メス上から見ると腹部がふっくらとしている
水槽内で好む高さ底層
混泳での注意点大人しいので多くの魚と混泳できる。また臆病でなので隠れ家を多めに作ってあげよう。繁殖を狙うなら卵は隔離する必要がある。
気をつけたい病気カラムナリス症?エロモナス症?
推奨されるアクセサリなど底床を口でさらうようにエサを探すので細かな砂状の底床が望ましい。臆病なので隠れ家となる土管?がお奨め。ほかにも隠れられる大きな流木水草など。また適度な水流を好むので、水流を生むような水中ポンプろ過器?
避けたほうがよいもの角のある底床、硬度を上げるサンゴ砂?
60cm水槽での適正な飼育数*130匹

特徴・飼育上の注意  

特に水質に関して特質するような点はない。エサも何でも食べ、底床をもごもごとする姿はナマズの仲間というのも頷ける。
特に本種はコリドラスの中でも飼いやすい種で繁殖も容易なことから初心者にもお薦めできる。
注意点があるとすれば大食漢で底床に体をつけて生息するため水換えの時にしっかりと底床を掃除してあげよう。汚れた環境だとヒレや自慢のヒゲが溶けてしまうこともある。
飼育に関しては他のコリドラスと同様でかまわないが比較的高温に弱いようなので注意しよう。

あまり知られていないがコリドラスには棘条と呼ばれる棘があり相手に刺さると毒を出す。なので輸送時に詰め込みすぎたり、大量に魚を混泳させると刺さる場合があるので注意しよう。
ある程度まとまった数のペアがを飼育すれば、水槽表面や水草に付いた卵を見ることが出来るだろう。Tボジションと呼ばれる体制でオスの精子をメスが口で吸い取るという方法をとる。
卵が産まれたら他の魚に食べられないように隔離したほうがいいだろう。生まれてすぐのほうが卵が取りやすい。時間が経つとくっついて取りにくくなるので注意。

稚魚用の水槽は何でもいいが軽くエアレーションをして無精卵がカビてないか観察しよう。3日ほどで稚魚が生まれ、2日ほどはヨークサックで成長する。5日経っても孵化しないようなら無精卵なのでカビないように取り出そう。

泳ぎ回るようになったらブラインシュリンプをあげよう。生存率をあげるにはエサを多めに、一日に三回程度に分けてあげると良い。しかしその分、水も汚れやすいので細目な掃除と水換えを心がけよう。一ヶ月もすれば人工飼料も食べるようになり、大人と同じような姿に成長する。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

コンコロール
コンコロールは、成魚になると渋さが出ることで、マニアに人気の種となっています。
市場に出回ってる個体は、ほとんどが幼魚である。まれに誰かが手放した成魚個体を手に入れられればラッキーくらいの感じです。

まず、市場に出回ってる幼魚個体ですが、弱ってるのが多いです。特に小さい個体は要注意。
パンダより神経質な面があり、導入先水槽に体格差が大きい個体がいると、コンコロールが弱ります。10匹入れて、半分以上落ちることも多々あり、慎重に飼育する必要があります。

アエネウスグループみたいに大暴れする個体と一緒の水槽は避けてください。
パンダやアドルフォイ達なら問題ないです。導入後、手持ちの人工飼料を食べないこともあるので、餌付けは確実にやってください。

成魚になると、背ビレの先端が大きく伸張する個体もいます。どうなるかは育ってからのお楽しみ。
成魚の色合いの渋さを見たら、虜になりますよ。(こりたん 2012-06-16 (土) 18:49:44

''''
こりたんさんも書かれてますが、言われてみると確かに憶病。
うちは極小ちび1匹を買い、小さいうちはとてもオープンでしたがアドルフォイサイズに成長したあたりでは引っ込み思案になり隠れまくりになりましたが、誰か何か面白い遊びをやるかもと物陰に入れた土管がとても気に入ったようで住みつき、それからはとてもオープンな感じになりました。
ただ、土管の向きや水流の当たり、陰の状態など、本人のお気に入り具合があるようですが・・・落ち着ける自分だけの場所をとても大切にしているなぁと感じます。
憶病な子ですが、大切な土管はプルケールやレセックスが来て「譲ってよ」とゴリゴリ押してきても押し返して守ります。 (クテコリ 2014-08-24 (日) 18:27:53

お名前:


*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています