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コチョウザメ
カスピ海などに生息する淡水魚。チョウザメ?と同じく見た目がサメに似ているだけで正確にはサメではない。
漢字では小蝶鮫。英名ではスターレットと呼ばれる。
黒い体色に側面の白い鱗甲と細長い吻とヒゲが特徴。成長は遅く、成熟するまで7~11年かかる。自然下では一般的に1メートル近くにまで成長する。
自然下では川や池の底の方に潜んでおり、そこをさらうように餌を食べる。
卵はキャビアとして、肉質も良質で食用として珍重されている。
キャビアの利用に作られたベステルチョウザメの元となった種。
餌食いが悪く、食べるのもの遅いため栄養失調になることが多い。養殖のために餌の研究が進んでおり、植物性のものは消化できないことがわかっている。養殖用のチョウザメ専用フードを与えることが推奨される。
高温に弱いので、夏場に水温の上がりにくいかけ流しの大きな池が向いている。基本的に養殖場のような設備が必要になる。
水槽であれば、夏場にはクーラーの導入が必要。強い日光も好まないため、屋根のある大型の施設が向いている。
溶存酸素量の多い水を好むので、流れを早くするか、エアレーションを行う。養殖場ではポンプで汲み上げた水をかけ流しにしている。
一般家庭での飼育は非常に困難。
Photo
データ
学名 | Acipenser ruthenus (Linnaeus, 1758) | |
英名 | Teardrop Ocellaris Clownfish | |
分類 | チョウザメ(Acipenseriformes)目、チョウザメ(Acipenseridae)科、チョウザメ(Acipenser)属 | |
通称 | 小蝶鮫、スターレット | |
分布 | 黒海・アゾフ海・カスピ海など | |
最大体長 | 最大125cm、水槽下では45cm程度 | |
寿命 | 20~25年 | |
餌 | 植物性の餌を消化できない。動物性の餌が向いている。チョウザメの専用フードが無難。 | |
適性な水質 | 温度 | 4~20℃ |
PH | 7.5~8.0 | |
硬度 | 軟水~中程度の硬水:8~12°d | |
飼育難易度 | 非常に難しい 設備を整えるという点で非常に困難。 | |
繁殖難易度 | 非常に難しい 設備を整えるという点で非常に困難。キャビアの元となる黒い小さな卵を大量に産む。1度に1万5000個から4万4000個の卵を産む。 | |
オスメスの見分け方 | オス | - |
メス | - | |
水槽内で好む高さ | 上層~低層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい。肉食だが積極的に魚を襲うことはない。口に入らない程度の大きさなら問題なく混泳できる | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | - | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | -匹 |
特徴・飼育上の注意
一般家庭での飼育は非常に困難。
夏場に高水温にならない養殖用の池などが向いている。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
60L水槽で飼育していますが、ヌマエビはたまに食べられてしまいます。
水槽用ファンで25℃前後で、夏を乗り切りました。
夏場は活発に泳ぎ回っていましたが、秋口になり20℃まで水温が下がると、底で動かなくなることが多くなりました。(名無しさん 2022-11-15 (火) 22:37:07)
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
60L水槽で飼育していますが、ヌマエビはたまに食べられてしまいます。
水槽用ファンで25℃前後で、夏を乗り切りました。
夏場は活発に泳ぎ回っていましたが、秋口になり20℃まで水温が下がると、底で動かなくなることが多くなりました。(名無しさん 2022-11-15 (火) 20:58:47)