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サワガニ
日本原産で7cm程度の小型なカニ。青森県以南に広く生息する。
水のきれいな小川に生息している。山深い川の上流に多く生息している。綺麗な水でないと生息できないこともあり指標生物?になっている。
一般的にレッドやオレンジ系の色をしている。甲羅の部分はダークチェリーのような色をしており、濃くなる傾向にある。地域偏差で青黒いものもいる。どちらも裏面は白い。
稚ガニと親が同じ形をしている珍しいタイプ。
夜行性で昼は陸地に上がり、岩陰に隠れて休む。そのため2cm程度の水辺と、陸地を移動できるようにレイアウトを組む必要がある。ちなみにエラ呼吸のため基本的には呼吸は水中で行う。陸地では泡や僅かな水分を利用して呼吸をしている。
Photo
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データ
学名 | Geothelphusa dehaani (White, 1847) | |
英名 | Japanese Freshwater Crab | |
分類 | エビ(Decapoda)目、サワガニ(Potamidae)科、サワガニ(Geothelphusa)属 | |
通称 | 沢蟹 | |
分布 | 青森県からトカラ列島 | |
最大体長 | 7cm(甲羅の部分は2cm程度) | |
寿命 | 10年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌など。自然下では雑食性で、藻類や昆虫類、カタツムリ、ミミズなどを食べている。ザリガニ用の餌でも問題なく飼育できる。 | |
適性な水質 | 温度 | 5~26℃ |
PH | - | |
硬度 | - | |
飼育難易度 | 普通:適度に管理しないと状態良く飼えない | |
繁殖難易度 | やさしい オスメスを飼育していれば比較的容易に繁殖が可能。 交尾は初夏から秋にかけて行われる。交尾をするとメスは40個程度の卵を産む。卵はいくらのような赤色をしていて、2mm程度とカニの卵としては大型。メスはそのまま約1ヶ月抱卵する。この際にメスは岩場の影に隠れたり、水上に出たりと、天敵から隠れる。そのため陸地を作ってやったり、産卵用に別水槽を用意してやると良い。 稚ガニは孵った時点で親と同じ形をしている。生まれてしばらくのうちは卵と同じように母親の腹で守られる。子供は水中でないと死んでしまうため、産卵用の水槽にも水を張っておく必要がある。餌は親に与えているものを細かく砕いて与えれば問題ない。成熟するまでに4年ほどかかる。 | |
オスメスの見分け方 | オス | 左右でハサミの大きさが違う |
メス | 産卵のため腹部の開く部分が大きい | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:攻撃的になることがある。過密飼育をすると共食いすることがある。オス同士はわりと威嚇し合う。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 水中と陸地の移動がスムーズにできるようなレイアウト、適切なろ過装置、岩組や土管等を利用した隠れ家(陸と水中ともに) | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 7匹 |
特徴・飼育上の注意
綺麗な水を好むので最低でも3日に1回程度の水換えを行う。
亀用のろ過装置などを利用すると水換えのサイクルを遅くすることができる。
高水温には弱いので30℃を超えるようならクーラーの導入を検討したい。エアレーションを行うと多少高温にも耐えられるようになる。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
画像のカニはサワガニではなく、ハマガニです。(名無しさん 2019-11-26 (火) 16:48:34)