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シロウオ  

日本や朝鮮半島原産のハゼの仲間。
行きている間はほぼ何の色素もなく無色透明で、死ぬと白くなることからシロウオと呼ばれる。

幼魚のうちは透明度が高く、目と胃袋だけが水中に浮いているように見える。

寿命は1年と短く、そのほとんどを沿岸域で過ごす。
産卵時に満潮の潮の流れと共に遡上し、汽水域の岩の裏などに300~500程度と体の大きさにしては多くの卵を産み付ける。
メスは産卵後すぐ、オスの卵を守る役目が終わると短い一生を終える。

よく似た雰囲気を持つシラウオと混同されがちだが、シロウオには第2背びれである脂ビレが無いので注意深く観察すれば判別できる。

シラウオは多くの場合、食用、もしくは魚のエサとして捕獲されアクアリウムで飼育用に流通することは稀。


Photo  

シロウオ
 

802.jpg
写真提供:吉田観賞魚販売 シラウオではなく、シロウオ。びっくりするぐらいに、スケスケです
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データ  

学名Leucopsarion petersii (Hilgendorf, 1880)
英名Ice goby
分類スズキ(Perciformes)目、ハゼ(Gobiidae)科、シロウオ(Leucopsarion)属
通称素魚、鱊、ヒウオ、イサザ、ギャフ
分布日本、朝鮮半島
最大体長5cm
寿命1年
沿岸域ではプランクトンを食べているが、エサは不明。
適性な水質温度一般的な日本の河川の温度
PH弱酸性
硬度軟水
飼育難易度非常に難しい
飼育は難しいと言うよりも流通しているシロウオはほとんどが産卵をしに遡上したもの。遡上後に卵を生み、命を終える生態のため、どんなに頑張っても夏までには死んでしまう。
繁殖難易度非常に難しい
産卵は可能かもしれないが、稚魚は川の流れに乗って海へ下、ごく小さな海洋プランクトンを食べて過ごすので水槽でそうした環境を整えるのが困難。
オスメスの見分け方オス
メス黒い点が腹部に入るとのこと
水槽内で好む高さ低層
混泳での注意点気性:大人しい
まず持って注意することは他の魚のエサにならないようにすることだろう。ほとんどの魚に食べられてしまうので、他の魚との混泳は不可と思ったほうが良い。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど汽水、海水
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*1-匹

特徴・飼育上の注意  

長期飼育というより、儚く短い命の一瞬を愛でる気持ちで飼育しよう。
生息域の情報から考えると若干の塩分はあったほうが良いかもしれない。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

シロウオを三陸で食用に購入しましたが、生きていたので、数匹飼育中(現在11日目)生命力が高く、お店では水の入っていないパックに入っていたが一日程そのまま生きていた個体がいた。現在海水水槽と淡水水槽があるが、海水水槽では先住魚が大きく餌になってしまいそうなので、ドクターフィッシュ、エンゼルと共に淡水飼育中。体が透明で光に当たると7色に光りきれいです。餌は人口の餌、乾燥海老等入れてみたが食べている様子が見られない。夏までの儚い命とは知らなかったが、少しでも長生きしてくれたらいいなと思います。(アキ 2021-05-15 (土) 01:13:43


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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています