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チョコレート・グラミー
東南アジアのスマトラ、ボルネオ、マレーシアなどに生息するグラミー。
名前の通りチョコレートのようなブラウンの体色が特徴。
横に扁平な体で、水に漂うように泳ぐ。オスは繁殖期にはヒレが赤く染まり鮮やかになる。
特徴的な腹びれをしているのであまり泳ぎが得意ではない。水流は弱めにしてあげよう。
できるなら現地の水質である酸性でブラックウォータ?の環境を作って飼育したい。この環境の魚全般に言えることだが、水自体が菌や寄生虫から守ってくれているので先天的に持つ防御機能が弱い傾向にある。
比較的最近入荷されるようになった魚で流通量も少ないことから貴重な種と言える。飼育・繁殖共にある程度の水質をコントロールする必要があることから中級者以上の人にお勧めしたい。
Photo
写真提供:Y.Ichikawa[編集]
写真提供:いのうえ[編集]
写真提供:吉田観賞魚販売 コーヒーゼリーにクリームをかけた感じの色です。[編集]
写真提供:吉田観賞魚販売 チョコレートよりカフェオレっぽい。
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データ
学名 | Sphaerichthys osphromenoides(Canestrini, 1860) | |
英名 | Chocolate gourami | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、オスフロネムス(Osphronemidae)科、スファエリクティス(Sphaerichthys)属 | |
通称 | チョコレート・グラミー | |
分布 | スマトラ、ボルネオ、マレーシア | |
最大体長 | 6cm | |
寿命 | 3〜4年 | |
餌 | 人工飼料、冷凍飼料、活餌選ばずなんでもよく食べます。口が小さいので細かくしてあげよう | |
適性な水質 | 温度 | 24〜27℃ |
PH | 4.0〜6.0 | |
硬度 | 非常な軟水:0〜6°d | |
飼育難易度 | 普通 | |
繁殖難易度 | 普通。生息域は非常な軟水でブラックウォーターであることから同じような環境を整えると産卵しやすい。産卵をするとマウスブルーダーでオスが孵化まで口の中で卵を守る。孵化するまでの間、2〜3週間絶食することから十分に栄養を与えることもトリガーになっている。稚魚はブラインシュリンプ食べられるので飼育は容易だ。稚魚の捕食を避ける意味でも産卵時は単独飼育が望ましい。 | |
オスメスの見分け方 | オス | オスは繁殖期にはヒレが赤く染まる。 |
メス | オスに比べると薄い体色をしている | |
水槽内で好む高さ | 中層〜底層 | |
混泳での注意点 | 臆病で泳ぎが得意ではないので、動きが活発な魚屋、追い回すこのとある魚との混泳は避けたい。 | |
気をつけたい病気 | − | |
推奨されるアクセサリなど | 隠れ家となる水草、流木 | |
避けたほうがよいもの | 泳ぎが得意ではないので強い水流を発生させるポンプなど | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | 27匹 |
特徴・飼育上の注意
特徴的な腹びれをしているのであまり泳ぎが得意ではない。水流は弱めにしてあげよう。
Sphaerichthys属の中では10cmと最大の大きさになる。
出来ることなら現地の水質である酸性でブラックウォータ?の環境を作って飼育したい。この環境の魚全般に言えることだが、水自体が菌や寄生虫から守ってくれているので先天的に持つ防御機能が弱い傾向にある。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています
店で状態が良くかつブラックウォーターで管理していないものを6匹購入。
水質も特にブラックウォーターにしていないPH調整剤等も入れない普通の管理、
上部濾過60センチ水槽、混泳はラスボラ、ネオンやコリドラス、リコリスグラミー
ほぼ1年過ぎたが全く問題なし。
ただし週1の半分入れ替えはしている。
餌はネオプロス、乾燥あかむし、冷凍あかむし、ほぼ何でも食べる。
ネットでもみかけたがブラックウォーターにこだわりすぎず
着時状態と餌食い、水替えしているかによると思う。
ちなみに縄張り意識が強いのが1匹おり、
そうした場合は3匹以上で飼育したほうが良いと思う。(いじめが集中しない)(名無しさん 2023-02-26 (日) 15:26:20)