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- 1 (2015-02-25 (水) 02:30:32)
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パイロットフィッシュ(ぱいろっとふぃっしゅ)
水槽を立ち上げてすぐに導入される魚。
パイロットフィッシュの役割
水槽の立ち上げ初期はろ過装置にバクテリアが定着していない。
ろ過用のバクテリアの定着には魚にとって有害物質であるアンモニア、亜硝酸、硝酸塩が必要となる。それぞれの有害物質に対応したバクテリアは加速度的に増えるため、初期のバクテリアが少ない状態では十分に処理しきれない。
処理しきれない有害物質は水槽内で高濃度になることから、魚にとって過酷な環境になる。
このとき有害物質への耐性が低い魚を飼育していると、調子を落としたり病気になってしまう。
そのため水槽を設置した初期に導入する魚は有害物質への耐性が強い強健種が推奨される。
またいくら強健種であっても、一度に濾過能力の限界まで導入すると水質が一気に悪化してしまうため、段階的に数を増やすのが好ましい。
他にも設置初期には水流の調整や、水温の調整、レイアウトの微調整などを行うことが多いので神経質な種は向かない。
また水質が安定してからメインとなる生体と混泳させる場合、テリトリー争いや捕食関係にあるような魚は向かない。
以上の点から、理想的なパイロットフィッシュとは有害物質への耐性が高く、環境に変化に適応でき、安定後に導入する生体と相性が良い種ということになる。
また、特別なパイロットフィッシュを用意せずとも、最終的に導入する生体の中で一番強健な種から導入するという考え方もある。