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シロウオ
日本や朝鮮半島原産のハゼの仲間。
行きている間はほぼ何の色素もなく無色透明で、死ぬと白くなることからシロウオと呼ばれる。
幼魚のうちは透明度が高く、目と胃袋だけが水中に浮いているように見える。
寿命は1年と短く、そのほとんどを沿岸域で過ごす。
産卵時に満潮の潮の流れと共に遡上し、汽水域の岩の裏などに300~500程度と体の大きさにしては多くの卵を産み付ける。
メスは産卵後すぐ、オスの卵を守る役目が終わると短い一生を終える。
よく似た雰囲気を持つシラウオと混同されがちだが、シロウオには第2背びれである脂ビレが無いので注意深く観察すれば判別できる。
シラウオは多くの場合、食用、もしくは魚のエサとして捕獲されアクアリウムで飼育用に流通することは稀。
Photo
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データ
学名 | Leucopsarion petersii (Hilgendorf, 1880) | |
英名 | Ice goby | |
分類 | スズキ(Perciformes)目、ハゼ(Gobiidae)科、シロウオ(Leucopsarion)属 | |
通称 | 素魚、鱊、ヒウオ、イサザ、ギャフ | |
分布 | 日本、朝鮮半島 | |
最大体長 | 5cm | |
寿命 | 1年 | |
餌 | 沿岸域ではプランクトンを食べているが、エサは不明。 | |
適性な水質 | 温度 | 一般的な日本の河川の温度 |
PH | 弱酸性 | |
硬度 | 軟水 | |
飼育難易度 | 非常に難しい 飼育は難しいと言うよりも流通しているシロウオはほとんどが産卵をしに遡上したもの。遡上後に卵を生み、命を終える生態のため、どんなに頑張っても夏までには死んでしまう。 | |
繁殖難易度 | 非常に難しい 産卵は可能かもしれないが、稚魚は川の流れに乗って海へ下るので水槽でそうした環境を整えるのが困難。 | |
オスメスの見分け方 | オス | - |
メス | 黒い点が腹部に入るとのこと | |
水槽内で好む高さ | 低層 | |
混泳での注意点 | 気性:大人しい まず持って注意することは他の魚のエサにならないようにすることだろう。ほとんどの魚に食べられてしまうので、他の魚との混泳は不可と思ったほうが良い。 | |
気をつけたい病気 | - | |
推奨されるアクセサリなど | 汽水、海水 | |
避けたほうがよいもの | - | |
60cm水槽での適正な飼育数*1 | -匹 |
特徴・飼育上の注意
長期飼育というより、儚く短い命の一瞬を愛でる気持ちで飼育しよう。
生息域の情報から考えると若干の塩分はあったほうが良いかもしれない。
飼育者の声
■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。
*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています