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ネオランプロローグス・シミリス  

アフリカ・タンガニーカ湖原産のシクリッド。
タンガニーカ湖は推定2000万年前から存在し、世界で2番目に古くから存在する古代湖として知られる。古くから閉鎖された環境のため、独自の進化を遂げた種が多く存在する。

最大で4.5cmと、45cm規格水槽で繁殖まで楽しめる小型のアフリカン・シクリッド。

コショウ色の体色に白いラインがゼブラ柄に入る。
特徴的ではあるものの、シクリッドらしい派手な体色はない。模様に性差はないが、オスはメスより一回り大きく、ヒレも伸長する。
またコブもできるので成熟すれば判別可能。

ハーレムを作るタイプなので、オス1に対し、メス3程度のグループで飼育すると良い。


Photo  

ネオランプロローグス・シミリス
 
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データ  

学名Neolamprologus similis (Büscher, 1992)
英名
分類スズキ(Perciformes)目、カワスズメ(キクラ、シクリッド)(Cichlidae)科、ネオランプロログス(Neolamprologus)属
通称
分布アフリカ・タンガニーカ湖
最大体長4.5cm
寿命
人工飼料冷凍飼料活餌など。何でも食べる。赤虫やイトミミズが好物。
適性な水質温度23~26℃
PH7.8~8.2
硬度中程度の硬水~硬水:6~16°d
飼育難易度普通
繁殖難易度普通
繁殖はシクリッドの中でもかなり容易なタイプ。
シェルブリーダーで住み家にしている巻き貝に卵を産み付けます。メスから誘うタイプで、巻き貝の入り口から顔を出してオスを誘う。
成功すればオスが近づきメスが産んだ卵に受精する。卵と稚魚の世話はメスが行い、巻き貝の入り口を塞き止めたり、巻き貝の上に乗って近寄るものを攻撃する。この時のメスは攻撃的になるので、ある程度のスペースが必要。
卵は1日ほどで孵り、7日程度で自由遊泳を始める。稚魚は危険を感じると巻き貝の中に隠る。その後2週間ほどで外に出て自由に泳ぐようになる。
ネオランプロローグス・ブリチャージに見られるような、共同で稚魚を育てるタイプで、同種のみの水槽であれば成魚に捕食されることはない。餌はブラインシュリンプで問題ない。
オスメスの見分け方オス一回り大きく成熟するとコブが出る
メス一回り小さい
水槽内で好む高さ中層~低層
混泳での注意点気性:大人しい
多くの魚と混泳することができます。同種のオスを複数飼育する場合は広めのスペースが必用。
気をつけたい病気
推奨されるアクセサリなど巻き貝(ネオタウマやエスカルゴ)の殻、椰子の実シェルター、岩組、掃除をしやすい砂状の底床、サンゴ砂などアルカリ性に傾けるもの
避けたほうがよいもの
60cm水槽での適正な飼育数*136匹

特徴・飼育上の注意  

タンガニーカ湖の魚なので弱アルカリ性で硬度の高い水を好む。
巻き貝を住み家にするため、巻き貝状のものか、椰子の実のシェルター等を用意する。巻き貝はギリギリ入れる程度の大きさのものを好む。

シクリッドの中では大人しい種なので、多くの魚と混泳できる。


飼育者の声  

■「どんな環境(水槽)で飼ったか。どんな魚と混泳できたか。こんな面白い発見があった。」など実際に飼育してみて気がついたことを投稿してください。上記データとの相違点がありましたら指摘して下さい。

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*1 単純な式で求めているので、必ずしも適正でない場合もあります。55リットル/最大体長(cm)×3(冷凍飼料など水を汚す魚の場合×2。テリトリーが必要な魚や肉食魚は×1)の式に当てはめて計算しています